自民党を擁護したい訳ではない旨、最初に書いておく。ただ最近の報道は主に自民党の政治家に集中しており、同じく統一教会との関係があったとされる野党の政治家は難を逃れている感が強い。それはそれでどうなのかと思う。
「安倍政権において統一教会による霊感商法の被害は減っている」という事に関しては、既に過去記事で反論してある。因みに福岡市に表彰を取り消された統一教会と関わりのある九州大学の非公認サークル”九大CARP"、既に名称が変わっているとの情報がある。名称が変われば別団体として扱われる、後はお察し。
カルト宗教そのものを叩かない限り問題は続く
まずもって自民党は一度、与党から降ろすべきである。カルト宗教にどっぷりで取り締まるどころか改名を許し、岸防衛大臣ですら献金や霊感商法の詐欺被害を知っていたと言って憚らない始末。そんな政党をこのまま与党にしておく訳にはいくまい。もしカルト宗教を取り締まる法整備をするにしても、当の自民党がカルト宗教とズブズブ、行政として取り締まるつもりも無いのでは意味がない。カルト団体を規制する法案を骨抜きにされる事すらあり得る。
一方で問題の根本は統一教会の存在そのものにあり、それを直接的に叩かない限りは問題がいつまでも解決しない。自民党を政権与党から引きずり下ろしても、また別の政党に鞍替えして政治に関わるようになるだろう。どうあっても旧統一教会(家庭連合)およびその従属組織を徹底的に取り締り、この国から排斥する事が必要である。そうでなければ別の政党において同じ事が繰り返される。
誰を信じれば良いのか
私個人としては、見込みがあるかなと思っていた国民民主党の玉木代表も統一教会の機関紙「世界日報」元社長から３万円の寄付を受けていたのがガッカリだったが、自民党の政治家のように開き直って関係を認めているよりはまだマトモな感覚があるようだ。ただ彼を信じて良いのかどうかは迷う。結局、野党もどこまで統一教会に汚染されているのかがなかなか見えて来ない。マスコミはそこも突いて欲しいのだが。
最近で言えば参政党もその手のバックグラウンドがあるのではないか疑わしい。統一教会との関係が無かったとしても、その政治主張には疑問が多い。個人的には政治団体と言うよりはただのお金儲けのため、国会議員の特権に預かりたいだけの不純な団体にしか思えない。
何にせよ、参政党は農業政策に関して「農薬や肥料、科学薬品を使わない」農業と漁業を目指すとしており、これが甚だ気に食わないので信用するもしないもへったくれも無いのだが。やれるモンならまずテメェらでやってから言えや！はっきり言って農薬や肥料、科学薬品無しに”売れる”農作物などを作ることは不可能。出来ると思っているのは一次産業に関わった事のない人間、家庭菜園程度で知った気になっているような連中だけ。
その他にも反ワクチン団体”神真都Q(やまと-)”との関係、財源をブロックチェーンでどうこうと胡散臭いことこの上ない。少なくとも私は一切信用しない。
立憲民主党？無理だな・・・共産党と仲良く悪魔合体でもしてください。
安倍政権下で統一教会による霊感商法が減った件：追記
冒頭で述べた統一教会との関わりで表彰を取り消された九州大学の非公認サークル、九大CARP、活動内容だけ見るといかにも無害そうなゴミ拾いサークルである。一見無害そうに見せかけて学生に近づき、セミナーと称して洗脳して信者にするようだ。既に名称を「九大SDGS」に変更したとの話があるが真偽不明。何にせよ怪しい団体には近づくべきではない。
そういった団体は阪大でもあると聴くので、おそらくそれなりの偏差値の大学には必ずそういった団体が潜り込んでいるのだろう。そうした大学を出た人間は社会的、政治的に高い地位に上る可能性が高いので、学生時代から取り込んでしまうのは合理的といえる。何より統一教会（＝家庭連合、原理研究会）といった直接的な名称も出ないため、霊感商法の被害件数などにもカウントされない。被害は本人が被害だと自覚して初めて被害として成り立つ。
