ヤマネコ目線

大体独り言、たまに写真その他、レビュー等

「豊かな子は自衛隊にならない」に怒り心頭な理由

 自民党が先日の立憲民主党、古賀氏の発言に強い非難を続けている。元自衛官の市議会議員複数人のよる抗議文の動きまで出た。なぜここまで怒り心頭なのか。

 発言の是非などについては先の記事も参照して欲しい。 

manuller416.hatenablog.com

 それにしても、自民党の党大会で宣伝に利用されて問題視され、あの時誰一人として庇ってくれなかった、責任取らなかった時はここまで言わなかったのに相手が野党議員と見るや強気なものだ。自衛隊の尊厳はご都合主義で出たり引っ込んだりするらしい。結局は長いものには巻かれろ、権力者におもねるだけで物事の理非に基づいていない。

「痛い所を突かれた」人間はそれを誤魔化すために怒る

 古賀氏の発言は確かに差別的で怒りを感じるのも当然だが、一方で経済的に困窮している国民に対して採用活動をしている実態もある。「貧乏だから自衛官になったなどと決めつけるな」という意見はごもっともな一方、「貧乏だから自衛官になるしか無かったような奴と一緒にするな」も差別的。ここでなぜ野党だけが責められるのか。自民党、小泉は激怒したのか。

mainichi.jp

 これに関しては「自民党はじわじわと分からないように国民を茹で蛙にし、貧困を広げて経済的徴兵制を実践して来たのにそれが野党議員に国会で指摘されて誤魔化しが効かなくなったから怒っている」という指摘がある。確かに、それも彼らが「自衛隊の尊厳」を盾にして怒り狂って見せる理由なのだろう。

 でなければ、沖縄で女子高生が性的暴行を受けても、自衛隊の中でどれだけパワハラセクハラで自殺者が出ても、どれだけ自衛官の待遇改善が進まなくても、中国大使館に現役自衛官が刃物を持って侵入しても、自民党の党大会で宣伝に利用するだけ利用されて問題になったら誰一人責任を取らなくてもダンマリな連中が、野党議員の失言1つで大げさなまでに騒いで引責や謝罪を求める理由が分からない。

 特に小泉進次郎の場合、小泉純一郎が進めた政策による日本人全体の雇用の不安定化、格差拡大、貧困の拡大による影響は大きい筈。父親がやってきた悪事を間接的とはいえ突かれたので、激怒して誤魔化すのは自己防衛の一種と言えよう。悪人は自分の悪事を表立ってバラされた時、それを誤魔化すために怒り狂って見せるものだ。

 また、「自衛隊の尊厳のために怒ってくれる防衛大臣」を演じれば大衆は人情からそちらに傾く。ただでさえ野党は支持率が薄い現状、世論は与党の味方。小泉進次郎はその中で良い人を演じることに長けている。現実を見ずにお気持ちだけで生きているような人間はころっと「なんて良い大臣なんだ」と騙されることだろう。肝心な時には責任を取らないのに。

野党議員に重い責任を求めるのであれば

 一部では古賀議員に議員辞職を求める声もあるが、あの失言で議員辞職だ何だと重い責任を求めるのであれば自民党議員にも相応の責任の取り方を求めたい。相手に厳しい対応を求めるのであれば自分たちも相応の基準に則って不祥事に対応するべき。それが出来ないと言うのはダブルスタンダードだ。

 古賀氏の発言と同程度かそれ以上のものを自民党から掘り返し始めるとキリが無いくらい出てくるだろう。今まで自民党は相応に厳しい対応を取ったと言えるのか?あの失言で議員辞職まで求めるのであれば、旧統一教会と関わった議員も全員議員辞職するべきである。というか政治家を辞めろ。

 小泉進次郎は農林水産大臣の時点で現実を知らない言葉で散々農家の尊厳を傷つけているので政治家やめて欲しい。元農家として許せない。こんなのが総理大臣になったら国が滅びてしまう。下の3つだけでもうスリーアウト。

news.yahoo.co.jp

www.sankei.com

ところで

 暇さえあれば役所を作ろうとするが、これの財源は?防衛省がやれば済む話では?結局は余計な予算を取ってそのためにまた増税か。「自衛隊のため」と自衛隊を盾にして一体どれだけ国民を苦しめれば気が済むのか。

newsdig.tbs.co.jp

余談:予備自衛官等兼業特例法について

 Xで防衛省・自衛隊のアカウントが「『予備自衛官等兼業特例法によって公務員が強制的に徴用される』という主張は事実と異なる」と指摘している。この内容自体はまあそうだろうと思う一方、本当にそうだろうか?と疑ってもしまう。

 だってこの国、「強制はしないけど志願しないなら出世に響くかもね」みたいな実質的な強制が大好きじゃないか。インボイス制度だって「免税事業者のままでいることは出来るよ?でも消費税の仕入れ税額控除が出来なくなるから取引から外されちゃうかもね?」、というやり口で免税事業者を減らし、実質的な消費税増税をした。

https://x.com/ModJapan_jp/status/2067179430875910621

 で、防衛省のこのアカウントは「いかなる人に対しても、いかなる場合であっても、強制されることは一切ありません。」と強い口調で強制の可能性を否定しているが、防衛省にそのような保障をする能力や権限はあるのだろうか。そのような事態の想定も無ければ、当然ながらそれを罰する法も無いのでは。出来もしないことを保障するのは嘘つきのすることである。

 まあこの辺は飼い主(自民党)に似て来たのだろう。このままでは先が思いやられる。ところで、元自衛官の政治家はいる一方で政治家のお子さんが自衛隊に行った話は聞かないのはどうしてなんだろうな?

 

ますます嫌いになった

 立憲民主党の古賀議員が発した「豊かな子供たちは自衛隊とかなりませんよ」という言葉に対して自民党、小泉進次郎防衛大臣が猛反発した。

news.yahoo.co.jp

(小泉防衛大臣「大臣として黙っていられない。隊員と家族が傷ついている」 立憲議員の「豊かな子は自衛隊とかならない」発言を改めて批判)

「経済的徴兵制」という概念もある

 立憲民主党、古賀議員の発言はかなり言い方が悪い。「自衛隊はかわいそうな貧困層が仕方なく選ぶ職業」という、パターナリズム(温情主義)による職業差別に踏み込んでしまっている。自衛官になる理由は何も貧困だけでは無い。高い志をもって入隊した人も当然いるはず。プロ意識をもって自衛官を選び、現に従事している人々にとって自分たちの職業が「貧乏人が仕方なく選ぶ職業」と低く見積られることは間違いなく失礼。

 いわゆるリベラルは自衛隊が気に入らないからか、頻繁かつ無意識にそうした差別的発言をする。彼らにしてみれば「自衛官になるなんて信じられない、何かよほどの理由があって仕方なく自衛官になったに違いない」くらいの認識なのだろう。別に「仕方なく」自衛官になった人ばかりではない。リベラルはいい加減にその辺りの差別意識を自覚するべきである。何なら「モテたいから」でレンジャー訓練までこなす猛者までいるのだ。基本的に人間の欲望というものを甘く考えすぎ。

 自衛官が抱くプロ意識の軽視、侮辱という点では確かに古賀氏に非がある。

 一方で世の中には「経済的徴兵制」という概念もある。これは貧困層の若者に対して学費免除や医療保険、生活支援といった経済的インセンティブを利用して軍隊への入隊を募り、兵員を確保する仕組みを言う。格差が拡大し貧困が広がる中、貧困層が貧しさから脱却するためには実質的に兵役に志願するしかない現状があり、主に米国で問題視されてきた。

 防衛省側もこれを認識した上でリクルート活動を行っており、自衛隊が実質的なセーフティネットの一部および地方の安定雇用の1つとして機能しているのもまた事実である。「事実なら何をどういう言い方しても良い」という訳ではないが、「家族に失礼だ」の何だのとお気持ちでそうした現状を誤魔化すことは欺瞞的。古賀氏の質問内容は一部とはいえ現実を指摘してもいる。

mainichi.jp

 また、「貧乏だから自衛官になった訳ではないのにそう決めつけるのは失礼」というロジックの裏には、「でも貧乏だから自衛官になるしかなかったのは確かに恥ずかしいよね」、というロジックがある。本人やご家族に無礼だと言う根拠には、「そういう人達ばかりでは無いのにそういう人達と一緒にされるのは恥ずかしい」という感情があるからだ。これは貧困層に対する差別とも言えるのではないだろうか。

 この点においては小泉氏側の主張にも差別的意識があると言える。

 長らく政権を担いながら格差是正の使命を放棄し、貧困を拡大させて来た自民党の政治家が一体どの口で「貧困は恥ずかしい」などと言えるのか。そう言っているも同然だがお前らがまいた種だろうが。感謝だお気持ちだで飯が食えるか?政治家一家のボンボンはそれでも食っていけるのか知らないが庶民は違うのだ。都合の良い時ばかり感情論で失礼だ感謝が足りないだと抜かすが国民の気持ちを考えた事あんのかよ。

 私個人としてはその職業を選んだ理由がどうあれ、自衛官であれ他の職業であれ、社会の維持と発展に資する職業において成すべきことを成し、その職業の本懐を遂行している限りは尊厳がある、リスペクトできると考えている。政治家は怪しいものだ。

「(防衛)大臣として黙っていられない」と言うなら

 これは何?「遺憾のい」も無かったよな?

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(小泉防衛相「コメント控える」 米兵の性的暴行事件巡り 沖縄)

 立憲民主党の議員相手にバーンと強いことを言えば右翼受けが良いから強く出ているようだが、まさしく日本国民の人権が蹂躙された米兵による性的暴行事件については「コメントを差し控える」だった訳で、「大臣として黙ってられない」などとカッコつける割には結局、相手を見て態度を変えているに過ぎない。お前肝心な時に黙ってたじゃん?黙ってたよな?

 それとも何か?沖縄県民の生命や人権はどう扱われても「コメントは差し控える」で済むと言うのか?それこそ差別的ではないか。アメリカ相手なら強く出られないというのも分からんでも無いが、それにしても情けない。相手が誰であれ日本国民の生命と財産を守るのが自衛隊や防衛省、警察行政に期待される役割ではないのか。沖縄県民も日本国民ですよ?

 現役の自衛官が中国大使館に侵入した事件も、自称愛国保守連中に「中国に対して弱気」と言われるのが嫌なのかついぞ詫びの一言も無かった。自民党の党大会に自衛官を呼びつけて広告塔に利用した件も責任は誰一人取らず。悪いことを悪いと認められない、謝れない。政治家は政治家にしかなれないほど程度が低いから政治家になるのか?民間企業ならお前ら全員とっくにクビだもんな。俺だったらこれほど成果を上げられない、少子化も止められるどころか加速していく現状見たら「自分には向いてない」と自覚してとっとと辞めるわ。それがいつまでも「政治家の先生でござる」とふんぞり返って好き勝手やってるの、恥ずかしく無いんか。

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 私は前から嫌いだったが小泉進次郎がますます嫌いになった。兄弟そろって俳優やってりゃ良かったんだ。そっちの方が世の中のため、人のためだ。

 防衛大臣になってバックに付いている人間がお硬い人ばかりなので今は多少マシに見えるだけで、小泉進次郎なんか総理大臣にした日にはこの国はさらに、加速度的にろくでもない方向へ傾いて行くだろう。今でさえ麻生太郎あたりが皇室に食い込もうなどと不遜なことを考えているのに、さらに不遜で相手によって態度を変える小者が国のトップに立つなど冗談ではない。自民党もいい加減に人材不足。自民党に頼るばかりでは国は良くならないことを国民はよくよく自覚するべき。

 国民民主党は国民民主党で失望した。結局こいつらも自民党の主張を繰り返すだけの金魚の糞か。日本維新の会ほど悪辣ではないが似たようなものだな。今どきはこういう分かりやすい、なおかつ感情的な右翼受けの良い主張をするのがウケるんだろうが。

 日本維新の会は維新の会で便乗して古賀氏を叩いているが、日本維新の会は自衛隊の待遇改善に反対している。さすが金魚の糞、魚が泳ぐ方向によってひらひらしはりますわ。9条守ることと今回の件がどう関係あるかも分からんし。感情論が先行するあまり、論理的かつ中身のある反論が出来ないのが今どきの薄っぺらい自称愛国者の特徴。

天皇陛下に対する当てこすり

 妙なハッシュタグが付いているなと思ったら詳細を聞いて耳を疑った。「#今回は政府専用機ではなく民間航空機を利用」などというタグが付いているが、何かと思えば同日にオランダへ発たれた今上天皇陛下ご夫妻への当てこすりだったようだ。

 高市支持者曰く「天皇を名乗る男女のせいで高市さんが政府専用機を使えなかった。仕事で出られる高市さんを優先すべきなのに」、「高市さんの外交日程に合わせて政府専用機を使えないように天皇夫妻が嫌がらせで日程を合わせた」、らしい。そういう人間にこのハッシュタグで犬笛を吹いている訳だ。

https://x.com/PressSec_JP/status/2065663129175142889

 え・・・?高市さんの支持層って保守じゃなかったの?反天皇なの?これもう分かんねえな・・・旧統一教会支持者ってんなら分かるんだが。これもう朝敵だろ。

 私はまっとうに右寄りな人間なのでこのような投稿にはドン引きしかない。日本の政治家なんぞは世界中どこに出しても恥ずかしいものだが、今上天皇陛下や上皇陛下は世界中どこにお出になられても国民として恥ずかしくない。それだけの立ち振舞いをされてきた。

 かたやどうだ?高市さんは直近、訪英に先駆けてフィナンシャル・タイムズへの寄稿で「日本の鉄の女」を自称し、労働者党(=反サッチャー)側のスターマー首相の不興を見事に買ってのけた。もうこれだけでも国民として恥ずかしい。「鉄の女」というような二つ名を自ら名乗るだけでもキツい。

 自民党の、内閣のこの態度はそれこそ無礼極まりない。何が国旗損壊罪か。だったら不敬罪で全員、自主的に豚箱に入れ。

 ついでに書くが、竹田恒泰だ麻生家だが皇族入りするのであれば天皇制など廃止してしまえとも思う。「味噌汁に何とやら」で台無しにされてしまう。何なら天皇制を廃止するために自民党、高市政権、麻生太郎は悪意をもって皇室典範の改正を急いでいるのではとすら思う。私が支持するのは上皇陛下が身をもって示された戦後天皇の在り方であり、その家系であり、信仰や尊敬の対象になりえない不遜な一般人では無い。断じて無い。天皇とは神道における祭司長でもある訳だが、もう神道も終わりかも知れんな。

 これを言うと「”天皇制”などという言葉をつかう輩は~」などと言うアホが湧くことがあるが、制度としての天皇を指して「天皇制」と称することは日本語の表現として何ら不思議ではない。日本語が不自由らしいので仕方ないから許してやるが、いくら真っ当に反論できる部分が無いからって謎マナーを作って噛みつく場所を無理やり作るのはやめよう。

国旗損壊罪について

 動画配信が処罰対象外になったようだがこれは当たり前。議論するまでもなく憲法が禁じる「検閲」に該当することは最初から明らかである。こんなバカげた話がたとえおためごかしでも立法府から聞こえて来るのがおかしい。それで立法のプロ?

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 前にも書いたが国旗損壊罪自体、根拠が希薄で緊急性も低い。「これみよがしに国旗を損壊されるのは面白くない」というのは同意だが、そのような至極感情的な意見のみで憲法が保障する自由権、私有財産件を侵害し、禁止されている検閲までやりかねない所まで来てしまったのは法治国家として恥ずべき事態である。

 憲法への抵触を避けて国旗損壊財を制定、運用するとすれば、それは既存の法律で十分対処可能な範囲(器物損壊等)。

 それよりもナフサ不足は?経済政策は?やれ国民投票法改正だの皇室典範改正だのと聞こえて来るのは政治家がやりたいことばかり。物価高対策は赤字国債刷って補助金、選挙の目玉にした消費税減税は0%のはずが1%に妥協した上に来年の統一地方選挙に被せて来るいやらしさ。

 国旗損壊罪を制定したい?結構。だったら「国"家"損壊罪」や「国民に対する背信の罪」も設けてはどうか。まず手始めに韓国カルトの息がかかった政治家から処分しよう。「不快かどうか」の感情のみを根拠に罪が創れるのであれば、「旧統一教会と関わりのあるような政治家が保守面をしてこの国を根幹から破壊するのが極めて不愉快」なので全員まとめて死刑でも良い筈だ。それが本当の保守ってもんだろ。

余談:インドネシア大統領に戦艦三笠の模型を渡した件

 これも物議を醸していたし、私見としては問題だと思った。が、これに関しては問題視する側が「過剰な自己検閲」かも知れない。

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(インドネシアへの戦艦「三笠」模型贈呈が物議 小泉防衛相のSNS投稿には「歴史を知らない」「軽薄」)

歴史的な視点は確かに大事だが

 まず第一に、戦艦三笠は日露戦争で活躍した戦艦であり太平洋戦争には参戦していない。旧軍の軍艦ではあるものの、たとえば「日本人がヘグゼス国防長官から原爆の模型をもらうようなもの」ほど直接的なものでは無い。

 次いでプラヴォ大統領は日露戦争における東郷平八郎の戦術を高く評価しており、戦艦三笠が活躍した海戦、日本が列強と肩を並べたことがアジア解放の一助となったことも評価している。大統領個人に対する贈答品として正解。

 インドネシアの国民感情もこれを太平洋戦争と切り分けて考えており、現地メディアも否定的な反応は無かった。

 なので「インドネシア大統領に戦艦三笠の模型など軽薄だ」という主張は分からないにしても、考え過ぎ、過剰な自己検閲といえる。

 何より「インドネシア国民は戦艦三笠の模型を見て怒るに違いない」という忖度自体、相手国民を「歴史的な事実と今現在を切り分けて考えることが出来ない人たち」であると決めつけることでもあり、ある種、下に見ているとも取れる。この点は私自身も自戒すべきところ。日本人も今現在と原爆投下を切り分けて考えて来た。インドネシア国民にそれが出来ない道理も無し。

 ただし、太平洋戦争における加害国として相手国に悪い刺激を与えないように配慮することが重要であることは変わらない。政治家の行動に対して常に批判的な目を向けることも重要である。何でもかんでも無理くりにでも肯定して好き勝手やらせて、図に乗らせてばかりではろくな事が無い。ろくな事にならない。

 たまに?よく?自民党の言うことなす事全て肯定して勝ち馬に乗った気になっている者がいるが勘違いも甚だしい。「お前の人生がうまく行かないのを政治のせいにするな」などとも言うが、その言葉、「政治家の主張に便乗するだけで人生がうまく行った/行くつもりになるな」と返したい。政治のせいで人生がうまく行かないことなんかザラにある。

いくら自民党の味方をしても、自民党は国民の味方をしてはくれない。

 いくら政治家の味方をしても政治家は国民の味方をしてはくれない。権力者を憲法で縛り、メディアを通じて監視し、選挙やデモ等の政治活動でムチ打って働かせるのが主権者たる国民の仕事である。

 

投資のすゝめ 2026年6月

今週のお題「最近のラッキー」

 最近あった個人的ラッキーは米国の量子コンピュータ関連株をなんとかプラスの状態で売り逃げ出来たこと。

 最近、政治について色々と言いたいことが多過ぎて書きたいことは溜まっているのだが、何というか怒り疲れてしまった。もうこの国、本格的にダメかも分からんね。と言う訳で万が一亡命が必要になることを考えてパスポートを取りましょう。投資はドル建てでやりましょう。というのが個人的な今の感想。

投資の現状とこれからの展望

 ここに記載するのは至極個人的な見解と展望です。これを参考に投資をする場合は自己責任で。先のことは読めません。読めたらキオクシア買ってFIREしてる。

 今や猫も杓子も投資投資NISANISAうるさい時代になっているが、この先の相場は荒れそうな感じがする。正直今から投資をするのは良くないかも知れない。その理由は何か。

 まず1つ目は日銀が利上げを検討していること。これは純粋に成長性の高い企業(銘柄)に逆風になる。特に今、高校生でも知っているキオクシアのようなAI半導体関連銘柄には逆風。金利が上がる=お金を借りた時に支払うべき利息が多くなる=お金が借りづらくなる=銀行からお金を借りて先行投資をしてこれから成長しようとする企業には逆風。不動産、新興企業はもろにこの影響を受ける。逆にお金を貸し付ける側(銀行、金融)は利益を稼ぎやすいので関連銘柄が伸びやすい。

 ただし、日本は政府としての債務利払いの問題で政策金利を非常に上げづらい。金利引き上げの主な理由とされる円安対策は期待出来ない。加えてアメリカはインフレを抑えきれておらず利上げを検討している。日本がヒーコラ言いながら多少の金利を引き上げたところで日米の金利差は有意なほど埋まらず、円安傾向は止まらないだろう。すなわり円キャリートレード(低金利の円を借りてその金で投資する)の流れも止まらない。

 加えて日本はスタグフレーションに陥っており、一部業界以外は景気が悪い。教科書通りに行けば利上げは「景気の加熱を冷やす」ためだが、現在のコストプッシュ型インフレ、国内の消費者のマインドや日本企業・経済の実力を見れば冷やすほどの景気の加熱感は無く、円の信用もそうそう戻ることはない。あくまで私見だが今後も円安傾向が止まることはない。なので多少の利上げがあっても輸出で儲けている企業の株価はあまり影響が無いのではないか。

 第2に、アメリカのAI半導体関連銘柄に調整、セクターローテーションの兆候があることが気になる。セクターローテーション、日本語訳するなら「分野循環」あたりか。AIバブルとも言われるほど関連銘柄の株価は既に伸びており、それらを一度売って(利益を確定させて)別の割安感ある分野に投資する動きがある。実際、先週あたりの下落の際には半導体銘柄が落ちた代りにコカ・コーラやウォルマートといった小売が伸びている。

 これに加えて今年は米国で期待値が高い企業が3社揃ってIPO(新規上場)する。イーロン・マスク氏率いるSpaceXのIPOがまさしく今日(日本時間12日夜)。Anthropic、OpenAIのIPOも控えており、投資家の資金がそちらに流れる=代わりに今まで上がって来た銘柄が下がることが予想されている。実際どこまで影響が出るのか未知数なので、今からAI半導体関連株を買ったり株式投資を始めるという人は注意すべき。

 今まではアメリカのAI半導体相場に牽引されて伸びてきたキオクシアなどの国内銘柄も、米国株の影響を受けて今後は値動きが激しくなるのではないか。「今キオクシア買えば絶対に儲かる」と素人が喜び勇んで飛び込むと靴磨きの少年になる可能性がある。株式投資に何の興味もなさそうな女子供までキオクシアだ何だと言い出したらそれは既に市場が成熟している(上昇が終わりかけている)証左でもある。

 より政治的な話に目を向ければイラン戦争はまだまだ終わりそうに無く、したがってホルムズ海峡封鎖の影響もまだまだ続く。戦争が泥沼化するリスク、トランプ関税による貿易摩擦といった要素が嫌気される可能性は高い。VIX指数を見ても下図の通りまだこれから上がる(=値動きが激しくなる)可能性を感じる。

https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-VIX/?timeframe=12M

 ちなみに「夏枯れ」や「Sell in May (5月に売れ)」といった季節的な株式投資の用語もあり、これから夏に入る時期は市場の動きが停滞するとも言われている。もしこれから株式投資を始めるなら急ぐ必要はない。私は資産の柱となっている銘柄は残しつつ、ある程度上がった株を少し売って現金比率を高めて今後の値動きに備えようと思う。

個人的に注目している銘柄

 ここで紹介する銘柄の株価上昇を保証することはありません。重ねて記載しますが投資は自己責任。

日本株

IHI

 航空エンジン、防衛や原子力関連。連結子会社が不正によってJAXの事業への入札停止5ヶ月の処分を受けておりそれで下がっていると思われる。買い時はまだ先なので焦って今買わないように。

https://finance.yahoo.co.jp/quote/7013.T/chart

トヨタ自動車

 日本人なら説明不要の大企業。トランプ関税という逆風、中東情勢、中国のレアアース輸出規制などの先行きの不透明感が嫌気されて下がり続けている。こちらも買い時はまだ先だと思われるので早まらないように。

https://finance.yahoo.co.jp/quote/7203.T/chart?frm=dly&trm=6m&scl=stndrd&styl=cndl&evnts=volume&ovrIndctr=sma%2Cmma%2Clma&addIndctr=&compare=

三菱UFGフィナンシャルグループ

 こちらも今さら説明不要だろう。利上げによって利益を上げられそうな金融業なのでいつ買ってもしばらくは上がるような気がする。上で挙げた2つも同じだが新興企業ではないので値動きはあまり面白くない。

https://finance.yahoo.co.jp/quote/8306.T/chart?frm=dly&trm=6m&scl=stndrd&styl=cndl&evnts=volume&ovrIndctr=sma%2Cmma%2Clma&addIndctr=&compare=

米国株

AMD (Advanced Micro Devices)

 CPUではインテルと、GPUではNvidiaと鎬を削る謎の半導体企業*1。個人的にはCPUでもGPUでも安さで勝負の半端者という印象を抱いてきたが、ここ数年は実績で猛追を見せている。株価の伸びも思った以上のポテンシャルを見せた。ただし、既に高値圏にあること、これから先の情勢によっては大きく下落する可能性があることに注意。160ドルとかになってくれたら買いたい。

https://finance.yahoo.co.jp/quote/AMD/chart

IonQ

 量子コンピュータ関連銘柄で有力かつ、そこまで株価が高値圏に入っていない注目の銘柄。ただし、量子コンピュータというまだまだ実用化も収益化も先の夢の技術関連であり、ここに投資することは夢に賭けるという事でもある。チャートを見れば分かるように値動きも激しく、SpaceXやAnthropicといった銘柄に市場が熱狂すれば資金を吸われて下落する可能性がある。

https://finance.yahoo.co.jp/quote/IONQ/chart

ソーファイ・テクノロジーズ (SOFI)

 アメリカ学生ローン関連の銘柄。今後アメリカが利上げをするのであれば収益性が上がり、株価が上昇する可能性はある。チャートを見ると長らく停滞しているが、これは一時期期待されて上がっていた株価が正常な評価に落ち着きつつある感じ。逆にここで勇み足で飛びつくと先がどうなるか分からない。

https://finance.yahoo.co.jp/quote/SOFI/chart

 同じような感じでデュオリンゴも落ちているので様子見中。ちなみに私が今現在持っている銘柄は

  • NVIDIA
  • AMD
  • Coherent
  • Rigetti Computing
  • Marvell Technology

あたり。いずれも今から買うのは値段が高いのでおすすめはしない。

余談:自民党は果たして「保守」なのか

 これが「マジギレ」なのかはどうかと思うが、世界中どこに出しても恥ずかしくないように育ててきたお嬢さんを差し置いて、自民党が麻生家や竹田恒泰を推して帝位簒奪を狙っている現状を見れば内心穏やかでは無いだろう。

 先の昭和100年記念式典では両陛下からお言葉が発せられる機会が無かった。代わりに高市がはしゃいでただけ。自民党の失政によって少子化は加速度的に進行しており、国旗損壊罪などというおためごかしの傍らで外国人対策、違法開発対策など肝心なことは一向に進んでいない。選挙制度改革も比例ばかり45議席削減と露骨なゲリマンダー、憲法改正のための国民投票は自分たちに有利なように変えようとし、ネット広告規制の新設は無し。こんな有り様で自民党のどこが「保守」なのか。どこが「愛国」なのか。日本国民に対する嫌がらせは一丁前で悪意すら感じるのだが。

*1:「謎の」というのは冗談です

食料品の消費税減税の実現可能性と是非ほか

 高市政権は先の衆院選挙で目玉とした食料品限定の消費税減税について、現時点で来年4月に1%を目処としている。

news.yahoo.co.jp

(飲食料品の消費税「2027年4月から1%」 政府検討、高市首相意向をほぼ実現)

 まず最初に、何やかんやとバカげた理由をつけて0%ではなく1%などと中途半端なことを言い出すあたりが本当に使えない。「悲願」とまで言っていたような気がするがそれすら出来ない無能な国会議員に据え置きでボーナスまで出る現状が非常に腹立たしい。「国民感情に配慮」するなら減額なり0にするなりしろ。国を傾かせて何がボーナスか。

国会議員ボーナス据え置き 改正法成立、国民感情に配慮(時事通信) - Yahoo!ニュース

 で、なぜ消費税減税を「来年4月」と言い出したかと言うと、例年通り行けば「次の統一地方選挙が来年の4月だから」である。選挙前に国民の前にぶら下げるためのニンジンを温存したい訳だ。で、選挙で勝つだけ勝ったら今のようにグズグズ言って進めず、国旗損壊罪のようなどうでも良い、違憲ですらある余計な立法を進める気だろう。

2027年 選挙スケジュール | 選挙ドットコム

 本当に食料品限定でも消費税減税が実現されるかはまだまだ怪しいものだ。

 また、私は「インフレ時に増税するとかえってインフレを加速させるので減税には反対」という論に対しては「それは税負担が適正な場合であって今のように過大な負担の中で減税することは適切」と考えて来たが、それとは別に日本政府の財政規律を外部から見られた時に、消費税減税のために安易に国債を増発して財政赤字を拡大すれば円の信用が落ちて円安が加速する、スタグフレーションが加速する危険性があるとも考えている。要は財源をどう確保するかで減税の是非、効果が変わる。

 減税、負担軽減はするべきである一方、そのための財源をどう確保するかが課題となる。のだが、この辺り日本の政治家(特に自民党)は財源確保となれば「じゃあ国民の負担を増やせば良いじゃん」という考えしか無く、減税財源のために別の所で負担を増やす、税金の無駄な使い方をしていないか見直すことは一切しないので期待が出来ない。一時期は民主党の事業仕訳のマネごとをパフォーマンスでやっていたように思うが、最近はそれすら見なくなった。

 何なら、財務省としては「減税したらかえってインフレが加速した」=「減税は悪」という印象を国民に植え付けるためにわざと円の信用が落ちる減税のやり方、財源確保のやり方を支持するまでありそうで怖い。たとえ消費税減税が実現するとしてもその手法、背景には注意が必要である。

気になるニュース

 もはやこれに関しては何も言うことが無い。こんなザマで少子化なんか止まる訳無いだろ。4月から子供子育て支援金などと言って何の役にも立たないこども家庭庁の予算が給与から天引きされているが、今は月数百円なのがあっという間に千円、二千円と増えていくことが今から目に見えている。本当にげんなりする、心底腹立たしい。

www.nikkei.com

(働く単身者の税・保険料負担率、過去最高33%に 世界に逆行)

マイナンバーの信用

 このニュースについても特に言うことは無い。「だからマイナンバー制度って信用出来ないんだよなあ」という感想くらい。

news.yahoo.co.jp

(マイナンバーカードに別の子の写真つけ交付、指摘受けても「似ているので不都合ない」判断しそのまま渡す…顔認証できず発覚)

 そもそもマイナンバーを言い出したのは民主党政権だったと記憶するが、その時こぞって批判してたエセ保守は今は賛成してるよな?どういう心持ちで日本の政府行政をそこまで信用できるのか理解しかねる。

国旗損壊罪について

 国民民主党の玉木氏が自民党の法案内容について言及している。願わくばはっきりと「検閲」という言葉をつかって非難して欲しいのだが。特に第二項の二はメディア規制であり明確な検閲。

 国旗損壊罪の是非についてはこれまでに書いているのでそちらを参照されたい。一方で外国人による土地やマンションの取得規制は進まず。国旗よりもまずこちらを進めるべきでは無いのか。結局、高市自民党は国旗損壊罪などというお気持ち論しかないおためごかしで保守層に媚びを売り、肝心なことは進めない面従腹背のエセ愛国政党である。

news.yahoo.co.jp

(外国人のマンション取得、規制は当面見送り…政府は実態把握進め有効な対策検討する構え)

manuller416.hatenablog.com

 引用元が琉球新報なのはイマイチ信用できないが、教科書の内容を官邸がチェックして歴史的事実を削除させたのであればこれも検閲では。自民党の政治家は一体何をどこまでやれば罪に問われるのか。豚箱に入るのか。

三菱電気の「認知戦支援」資料

 「認知戦」というのは現代では既にある話で、SNS等で偽のアカウントを作りそれっぽい情報を流して国民感情に訴えかけ、価値観や判断をコントロールし、自国に有利なように敵国の国民感情を変えてしまおうという戦術。ある種の新しい戦い方。これに対する対策自体はあってもおかしくない。

上記投稿画像より一部抜粋

 が、今までの国旗損壊罪に託つけた検閲、高市内閣が見せたカルビーやTOTOなどへの圧力、国家情報局の創設、個人情報保護法改正による無断での犯罪歴・病歴・信条・人種の収集といった事柄を勘案すると、外国勢力による認知戦対策を口実とした国民に対する思想統制のおそれを感じる。

 考えすぎかも知れない(というか考えすぎであって欲しい)が、そのうち自民党政権に対して批判的な内容を投稿しただけでAI監視網にマークされる、SNSでシャドウバンされる*1といったことが起きる可能性がある。自民党擁護のbotネットなんかもAIで出てくるかも知れない。高市政権の功績を称える定型文を投稿するbotは既にXに存在する。

増えるのは税負担と余計な役所ばかり

 自民党はコンテンツ産業への予算倍増や「文化省」創設も言い出している。国立博物館や藝術大学、大学の研究にろくに予算をつけない傍らコンテンツ予算倍増?

news.jp

 あらかた「クールジャパン機構」などという金だけ使って何の足しにもならない利権団体で味をしめて、そこで金を無駄に動かすことがやめられず、クールジャパン機構的な構造を省庁として固定化させたい狙いがあるのだろう。すでに文化庁がある中でわざわざ文化省などという新しい役所を創設する意義が分からない。

 このようにして無駄な予算と国民負担ばかりが増やされてこの国は凋落していく。役所さえ増やせば万事上手く行くならそんな簡単な国家運営はない。じゃあ国立藝術大学が予算のためにピアノさえ売却し、劇場も老朽化で閉めている現状は何なんだよ。

神戸新聞NEXT|連載・特集|話題|東京藝大が練習ピアノ売却 「本当にやばいかもしれない…」学生に動揺広がる 学費、学食値上げしても予算不足

【4/30更新】東京藝術大学奏楽堂舞台上部天井音響反射板の落下に関する対応について | 東京藝術大学

悪人はルールや規制を変えたがる

 憲法改正に関して国民投票法改正の話も出ている。一体どのような内容になるか知らないが自民党(改憲したい側)に有利な内容になることは間違い無いだろう。憲法改正について分が悪いと分かるとルールから、規制から変えようとするあたり本当に汚い奴らだ。

www.47news.jp

(【速報】自民、国民投票法改正案提出へ賛同呼びかけ)

政治に対して言いたいことが多過ぎる

 本当に高市政権になってから自民党の好き勝手な暴れ方は目に余る。関西のおばちゃんが謎のパワー()で総理大臣に押し上げられて自民党の鉄砲玉として良いように使われている感じ。外交の場では品の無さ丸出し、公の場には粗が出るのであまり出てこない。暴れるだけ暴れさせて最後は責任を取らせればおしまいか。次の総理大臣は小泉進次郎か?

news.yahoo.co.jp

(小泉防衛相「コメント控える」 米兵の性的暴行事件巡り 沖縄)

 小泉進次郎は見た目と若さだけで過大評価され過ぎだ。中国に対してとなると大口を叩いてパフォーマンスをするが、米兵が沖縄の女子高生をレイプしても遺憾のいさえ言えずに「コメントは差し控える」。国民の生命と財産を守るのが自衛隊であり、そのトップである防衛大臣がこれか。あまりに情けない。

 そもそもの話、「悪夢の民主党政権」よりもずっと長く政権を握りながら日本を凋落させ続け、韓国カルトとも手を組んでいたことが明らかになった自民党がなぜ「保守」扱いで圧倒的に支持されているのか理解に苦しむ。もちろんロクな野党がいないことは消去法で自民党を選ぶ理由として依然強いが、自民党を選挙で圧勝なんかさせてろくなことにならないとなぜ気づかないのか。

 ここでいきなり「野党に政権交代させろ」とまでは言うまい。しかし国会で政治家たちにまともに議論させなければ良くなるものも良くならない。自民党に真っ向から手向かう野党がいなければこれまで以上に好き勝手されて、苦しむのは国民だ。それを多くの国民、有権者が理解していない。次の地方選挙で減税をちらつかされたからと言ってまた自民党を大勝させ調子づかせてしまうと、今まで以上に国民は痛い目を見せられるだろう。

 ところで、ロシア軍の戦死者が開戦から50万近くというニュースを見てどう思うか。

news.yahoo.co.jp

(ロシア軍戦死者 50万人近くに ウクライナ側と大きな差 ドローン攻撃など影響)

 ここ5年間で日本の人口は300万人以上減っている訳だが。もちろん高齢化社会なので減るべくして減っている分もあるとはいえ、失政は時として戦禍より恐ろしい。「自民党は戦争したがっている」という見方はさすがに極端だと思うが、もしそうだとしたらこの国に勝ち筋はあるのだろうか。私は無いと思う。私自身、ろくでもない政治家や利権団体のためにこの国を守るつもりは無い。戦争をすると言うなら亡命するまで。

*1:表示されないようにする

高市政権になってから政治の劣化が怖い

 私はもともと安倍政権で自民党を支持して来た側だが、あの時に批判されていた事が可愛く見えるくらいに急速に政治が劣化していくのを感じる。高市氏が自民党総裁となって以降、加速度的に自民党から出てくる物の質が悪化した。それこそかつてはネット右翼を自認していた私自身がサヨクに見えるほどに。

 この劣化も安倍政権からの積み重ねなのだろうが、デフレ脱却のために円安誘導してスタグフレーションに陥ったのに国民の負担を増やし続けることばかり、かと思えば解決するべき問題を差し置いて国旗損壊罪に託つけた検閲を言い始め、それで煙に巻きながら個人情報保護法を改正して本人に無断で犯罪歴・病歴・信条・人種を収集と来た。加えて国家情報局の創設、韓国カルトとズブズブな連中がスパイ防止法を制定し、アメリカの軍事AI企業に接近。武器輸出も大幅緩和。

 「外国からの不当干渉」には旧統一教会は含まれないらしい。陰謀論的な見方をすれば、自民党は「旧統一教会との関係がバレたので今まで以上に急ぎ足でこの国を壊しにかかっている」ように見える。

news.jp

(個人情報法改正案、衆院を通過 企業が同意なき病犯歴収集可能に)

 「統計作成やAI開発といった個人が特定されない用途に限定して規制を緩和」とあるが、ビッグデータやAIによる解析技術の発達した今では簡単にAIを使って個人を特定できるだろう。データから逆探知的に特定することも容易では。むしろそれを狙ってパランティアに接近したのだろう。

 第一に、「信条」がどのような内容まで指すのか知らないが個人の信条を無断で収集すること自体、日本国憲法第19条 思想および良心の自由 を侵害する可能性が高いのでは。現状ただちに侵害される可能性が無いとしても、そうなる可能性に強い懸念を抱かざるを得ない。

第十九条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。

e-Gov 法令検索

 エセ愛国保守はまた「後ろめたいことが無いなら信条を知られても何てこと無いだろ」などと言うのだろうが、それはこちらのセリフ。悪用するつもりがあるから信条まで勝手に覗こうとしているのだろう? そうでなければどうしてそんな必要があるのか。憲法に照らして思想の自由を侵害しかねない悪法は作るべきでは無い。

 マイナンバーカードが普及しないについても思う事だが、そもそも日本政府、行政、自民党が信用出来ないのに何をどう考えてあらゆる情報を開示・紐づけせよと言うのか。何をもってして「安心して個人情報を渡して下さい」と言えるのか。

 何かにつけて「丁寧に説明」と言うが丁寧に説明された覚えなんか欠片もありませんけど?何ならすぐ「国民の誤解を招いた」などとこっちの解釈が悪かったように責任転嫁するよな??先の戦後最短の衆議院選挙で唯一の公開党首討論からも逃げたしぶら下がり記者会見も無い。つい最近では国会答弁で二日酔いがどうのと。ふざけんなよ。

 森友加計学園問題では死者が出てなお財務省から出てくるのは一面黒塗りの文書。裁判所が開示命令を出しても肝心な部分は出さない、既に処分した、消したの一点張り。検察や警察は組織内のセクハラ等の問題をまともに処理できず加害者が組織に残って腐敗している。つい最近は性被害を受けた女性が検察から侮辱されたとして国を提訴した。

www.asahi.com

 大河原化工機冤罪事件では司法が人質司法で死ぬまで釈放せず、警察・検察もお咎めなし。袴田事件では賠償はたった500万円。農林水産省のマイナンバー流出は謝罪だけ。何だよ「処分を検討」って。一発懲戒解雇が普通だろ。

www.asahi.com

 ちょっと思い出しただけでこんな有様で、自らの国籍や人種、犯罪歴や病歴は開示しない政治家たちが主権者たる国民に対して同意なくプライベートな情報を開示させ、国旗損壊罪に託つけて検閲や財産権の侵害を目論み、スパイ防止法を論拠に政府に対する批判の弾圧を目指し、米国製AIを使って国民を監視統制しようとする動きについて強い憤りと危惧を覚える。このまま自民党の好き勝手を許せばこの先、必ずやろくな事にならない。本当に「新しい戦前」が来てしまう。

 戦争に至らないまでも圧政が来ることは確実。このような状態で言われるがままに憲法改正など絶対に許してはならない。

 「個人を特定しない範囲」がどうのと言うが、どうせ「手違いで流出させてしまったフリ」でもして特定可能なデータなんかも出てくるのだろう。日本お得意の「本音と建前」の世界だ。

 なお、政治家に対して国籍や人種を開示せよと言うのは「日本人による日本人のための政治」を目指す日本人からすれば良い選択肢に思うが、それは将来的に階級社会へと繋がる道なので私個人としてはそこまで求めない。一度そういった要素を入れてしまえば最後、それは階級となって日本人の中でもより由緒正しい家系が良いだの何だのと言い出すに決まっている。それは民主主義国家において不健全。

役に立たないマスメディア

 今日、朝からNHKのニュースを見ていたが私が見る限り国家情報局も個人情報保護法改正も何ら触れられていなかった。国旗損壊罪についてもろくな報道を見たことがない。少なくとも「検閲」という言葉を用いて批判的に報じた例を私は知らない。かと思えば可決・成立してから報道。

 オールドメディアとバカにされても当然だろう。先の大戦からメディアも何ら変わっていない。まあ、当然だわな。メデイアを形成する日本国民が変わっていないのだから。NHKに限らず、マスメディアは日本国民が権力を監視するための一助としての使命を放棄している。朝から晩まで京都府の行方不明事件だの巨人の監督がどうのとどうにもならんような事ばかりに終始し、肝心なことを報じない。日本に真のジャーナリズムは無いのか。

信者と書いて儲かる

 Xで下記のような投稿を見かけたが、自民党信者にとっては何でも良い事は「高市さんのおかげ」なようだ。ご存知無いかも知れないが人間は受精して生まれるまでにタイムラグがあるし、0.2%は誤差の範囲。継続的かつ有意な差が出てから言って欲しいものである。なお、この報道の根拠となるデータには外国人の出生数も含まれる。

 宗教ってのはアホを騙して金まで貰えるんだから良い商売だ。

 小泉進次郎にも熱心なファンがいるようで、そういう連中から言わせれば「若手議員がデジタル化へ先導を切っている」と映るのだろうが、デジタルなら消すのも簡単なのだろうなと思えてしまう。

 小泉氏と言えばもう1つ、沖縄で女子高生が米兵にレイプされても「コメントは控える」だと。「外国からの不当な干渉が」どうのと言う割には明らかに相手に非があることすら、トランプの顔色を伺って何も言えない。自国民を守る気が無い人間が防衛大臣でござるとはお笑いだ。せめて何か言うことは無いのか。

 若さとルックスだけで良いように見ているアホの多いこと多いこと。もし高市氏の次がまた自民党政権で小泉が総理大臣になるようなら、いよいよ我々は覚悟を決めなければならない。

余談:ゴミ袋不足のニュースに対する見方

 「ナフサは足りている」という大本営発表とは裏腹にエンジンオイルや包装資材、ゴミ袋は現実として不足している。このニュースをどう捉えるか。

news.yahoo.co.jp

(「なんで無いんだ」怒鳴る客 自治体指定のゴミ袋が品薄、苦肉の策は)

 記事内では買いだめした高齢者のことが書かれており、多くの人は「こういう奴がいるからダメなんだ」と思うことだろう。私も不必要な買いだめをすることには反対である。

 一方で見方を変えれば、こうした動き自体が自治体や政府行政に対する不信感の表れではないか。私はその点において彼らをただ責めることは出来ない。政府が「ナフサは足りている」と言い張ってもあらゆる物品が不足しつつあるのは事実。急激に値上がりしているのも事実。

 その中で自分の身は自分で、自分の生活は自分で守るしか無い。菅政権では国民に対して「まずは自助を」とお達しがあった。買いだめは良く無いが、彼らはただ生活を守るための自助努力をしているだけではないか。米不足といい、政府行政が信用できないことも問題なのでは。

 なんや、高市さんになっても自民党は国民に対してえらい意地悪やな

 

日本円はトルコリラより弱くなっているのか

 Xで煽られていてそれを真に受ける日本人がそれなりに居そうだったので。震源地は以下の投稿。

単純化した主張

 まずこの投稿主のRobin Brooks氏はそれなりの経歴を持つ経済学者であり、「怪しい偽物のアカウントが煽っているだけ」では無い。なので一定の注目を集めている。

 一方で経済学者は往々にして理論にこだわり物事を単純化し過ぎる傾向があり、実質実行為替レートだけからあたかも日本円が「トルコリラと同等かそれ以上に危険」と誤認させ得るような投稿には悪意すら感じられる。

 まず「実質実効為替レート」とは名目為替レート(毎日ニュースで目にする為替レート)に各国の物価水準の差を反映させたもの。海外からモノやサービスを買う時に実際にどの程度の競争力があるかの指標であり、この指標において「日本円が暴落しているトルコリラより弱い」と言うのは事実である。

 しかし、ここで重要なのは実質実効為替レートは「通貨の信用度ランキングでは無い」ということ、相対的指標であって絶対的指標ではないこと、算出方法とトルコの事情によって今のデータになっていること。

 そもそも実効為替為替レートは国際競争力や海外購買力を測るための指標であり、通貨の信用度を測るためのものではない。残念ながら、日本が海外からモノ(資源を含む)やサービスを買う力は落ちていると見て間違い無いが、ただちに日本円に対する国際的な不信を意味するものではない。

 「相対的」な指数であって「絶対的」な指数では無いということも単純比較が難しい理由。そもそも各国でどの基準年を採用するかが異なるのでスタートラインがまず違う。どちらかと言えば単純比較よりも1つ1つの国についてその推移を見ていくべき指標であって、単純に他国と比較してああだこうだ言う指数ではない。

 また、実質実効為替レートからはその国の経済がどのような状態にあって、何が原因でそのレートになっているのかの判別が出来ない。実質実効為替レートだけを見てしまうと必然的にその他の重要な背景情報を無視することになる。

 国の財政や経済規模に目をやると日本は巨額の対外純資産を持ち、低成長低インフレで国内債務中心、名目GDPは世界第4位。これはトルコのGDPの2.7倍にあたる。

 一方でトルコは外貨依存体質が強く、ドルやユーロで資金調達をすることが多い。にも関わらず経常赤字国であり輸入での外貨流出が多く、常に何らかの方法で外貨を呼び込む必要がある。

 こうした観点から見ればトルコが近年、防衛産業の育成に躍起であったことが理解できるだろう。ウクライナ戦争当初、トルコ製ドローン「バイラクタル」が注目されたことは記憶に新しい。

 ここから更に見方を変えれば、今、高市政権が躍起になっている防衛産業の育成と拡大の背景も見えてくる。もちろん様々な思惑が交差しているだろうが、その1つとして空洞化した国内産業の穴埋めも要素として考えられる。もっとも、その場合も日本のソフトウェア技術の弱さ、結局は原材料を輸入する必要製、兵器の実績の無さが足を引っ張るだろうが。

 話が大脱線したが、実質実効為替レートをもってして「日本円はもう終わり」、「トルコリラ以下」と言うのは大げさである。加えて、冒頭に貼ったようにチャートの一部だけを切り取って不安を煽るような輩は総じて相手にするべきではない。

では実質実効為替レートの低下をどう見るべきか

 一方で楽観視も出来ない現実がある。日本はトルコとはまた異なる問題を抱えており、低成長率、少子化の加速、スタグフレーション、格差拡大、財政健全化など取り組むべき課題は多い。特に金利正常化に弱く日米の金利差は縮まらないだろう。何ならアメリカは利上げも言い出し始めたので、これからも円安が進行しながら実質賃金が下がり続ける可能性が高い。

https://www.nomura.co.jp/wealthstyle/article/0479/

 特に2020年頃からコロナ禍の中で世界各国が利上げに突き進む傍ら、日本は異次元の低金利を選択した。世界的な物価高について行くよりも下に留まることを選択したのである。これが結果として何をもたらしたか。円という通貨の急激なローカル化である。現状として日本円は日本国内でしかそれなりの価値を持たない。そこそこの金持ちであっても海外旅行しよう、海外移住しようなどと言い出すと途端に円安が牙をむく。

 かつての日本であれば、為替が円安に転じても「円安になれば輸出が増えて、海外からドルを稼いで来て、それが円買いに戻るため自然と円安に歯止めがかかる」こともアテに出来た。しかし、低金利低成長に甘んじた結果として海外の物価が円安のメリットを圧殺してしまった。

 円安で多少輸出が増えようが、そもそも資源を輸入に頼るこの国においては原材料も海外から買う必要があり、そこで高くつけば結局はあまり儲からない、国内向けの製品も高くなる。たとえば自動車、私は最近クルマを買おうとしているがRAV4で500万600万する状況になっている。ウクライナ戦争やイラン戦争による資材のさらなる高騰も影響しているだろう。円の価値が落ちているので買い負ける側面も当然あるはず。

 そして、円安になってもそもそも国内の産業が空洞化しており、輸出を増やすことが出来るというメリットが存在しなくなっていた。リーマンショック後の超円高の時代に製造業がこぞって海外移転した結果、円安に対する対抗手段は無くなっていたのである。世の中の製品の高度化=ソフトウェア主体で日本の物理的な”ものづくり”が活かしづらくなったことも重なっている。余計な機能盛りだくさんの家電なんかを見るに、ものづくり自体もどこまで優れていたといえるか怪しいものではあるが。

 結局、実質実効為替レート単体として見た時にはまったく楽観視できる状況でもなく、今まで通り自民党に政治を任せっぱなしにし、あるいは経済音痴のアホな野党に政治を任せるなどして国内経済がさらに悪化すれば、国の舵取りを間違い続ければ、間違いなく日本国民はその代償を払うことになるだろう。

今後の展望

 これからも日本ではじわじわと円安によるコストプッシュ型インフレが進行していくと私は予測する。もともと円安誘導はアベノミクスにおけるデフレ脱却の規定路線(わざと円安にしてコストプッシュ型インフレを誘発させ、物価をいやがおうにも上げることでデフレスパイラルから脱却する)と思うが、そこにコロナ禍やウクライナ戦争、イラン戦争といった予測不能な事態が重なり、出口戦略の不備、日本の経営者の賃金引き上げに対する後ろ向きさなども相まってスタグフレーションは続く。物価上昇に賃金が追いつかない。

 これの解決をどのような形で政治に求めるか、個人としてどのような対策が取れるかが問われるだろう。問題は、今のところ高市政権、自民党からそうしたビジョンが感じられないこと、経済政策の方向性が行方不明なこと。国旗損壊罪などというアホくさいお気持ち論にかまけて肝心の、日本経済や円に対する信用の問題について何ら姿勢が見えてこない。この点においても私は高市政権を支持しない。

 

「戦争反対」とカバンに付けてる人は”ヤバい”のか

 どう”ヤバい”のか無自覚なようなので。Xで良い例を見かけたので紹介しておく。

正義の旗印

 「他人から見える位置にこれ見よがしに主義主張を掲げている奴は好戦的でヤバい人」というのが私の持論。なぜか。そういう人が掲げる主義主張は単なる意思表明に留まらず、他人を攻撃するための錦の御旗になっているから。これは左寄りだとうと右寄りだろうと中道だろうと関係ない。

 たとえば今回の「戦争反対」、自国が戦争をしないことは一部を除けば世の中の大半が望んでいることであって、その中でわざわざ「戦争反対」とキーホルダーにつけている人間には何かしら別の意図、反論しづらい命題を傘に着て自分の意見を正当化し、周囲を威圧し、時として攻撃しようとしていると見なされる。「そっちよりの人」とはそういう意味である。

 現に今回引用した投稿者の場合、「私の意見に逆らうってことはお前ら戦争に賛成で人殺しも好きで殺されることにも躊躇ない悪い奴らなんだな」、と言わんばかりに反論しており、余計なことを言った相手も悪いとはいえ、「”そっち寄りの人”は平和を謳う割に攻撃的」という印象を強めてしまっただろう。「そっちよりの人」などと言われるとむっとする気持ちも分かるが、こういった事の繰り返しが偏見をますます強化する悪循環がある。

 もちろんこれは左側に限らず右側にも言える。たとえば「私は純然たる日本人です」と大っぴらに掲げている人がいれば、まだまだ日本人であることが珍しい訳でも無い中で民族性を誇示するあたり、民族や国籍に根ざした差別的な思想が強い人なのだろうなということが容易に察せられる。それを咎めれば「日本人が日本人であることを誇って何が悪い」と言い出す訳だが、「戦争反対とキーホルダーで主張して何が悪い」に通じるものがある。SNSのアイコンに日の丸付けてる人が好例。

 「原発反対」なんかもそうだったが、SNSのアカウント名やプロフィール、車のステッカー、キーホルダー、場所や形式を問わず”錦の御旗”を掲げている人間はそれこそが正義であり、≒自分の意見こそが正しいと盲信し、それに少しでも異を唱えるものがあればものすごい勢いで攻撃を始める。日頃何も考えずぼーっと生きている人間からすればまとめて方向性が違うだけの「そっちよりの人」であり、「攻撃的で自分だけが正しいと思っているので関わりたくない」と思われがち。

 戦争なんてしないに越したことは無い、原発も動かさずに済むならそれに越したことは無い、日本人が日本という国を適切に治められるならそれに越したことは無い。こういった事は議論の手前、大前提の話。

政治的主張のやりづらさは理解する

 政治に感心がある側の人間としてはこの辺り非常にやりづらい。まず日本人、全体的に議論が苦手過ぎる。何かと言えば賛成派と反対派に分かれて叩き合いをしがち。「戦争反対」や「移民反対」といった命題はそこでお互いが自分たちの正当性を権威化するための道具として使われるだけで、では実際にどのような手段でどのような社会を目指すかといった実りある議論が成されない。ディベート力はおそらくZ世代の方が高く、日常の会話でも「政治の話はするな」と言われるような有様で、「どちら側でもない」人間は何も考えずぼーっと政治家任せで自民党に全権委任。

 このような有様で政治も経済も社会も良くなる筈がなく、「どちら側でもない」層を動かそうにも政治的主張の激しい人間のイメージがあまりに悪いため、政治の話をおくび*1にでも出そうものならたちまち敬遠されてしまう。「国民主権」の言葉の意味が理解できず、民主主義=選挙での投票が全てと思っている国民があまりに多い。

 為政者側(≒自民党)はこの上なくやりやすい事だろう。適当にSNSでPRしておくだけで政治に無関心な大衆からは良いように見られ、政治に感心のある層は左右に分かれて叩き合いをしてくれていて、まず自分たちに批判の矛先があまり向かない。恐れるべき有権者がいない。野党にもろくなライバルはおらず、「民主党政権の悪夢」と唱えればたちどころに大衆は野党を敬遠する。

 このまま、無関心な人間の多いままそれを良いことに政治を、憲法改正を進めて行けばまずろくな事にならないだろう。これまでの自民党・公明党政権でろくな事になっていないのだから。それが現実である。旧民主党から安倍元総理が政権を奪還して何年経った?その間に自民党は何をしてきた?

もう1つのアドバイス

news.yahoo.co.jp

 国旗損壊罪について「保護法益が違う」とか「刑法の謙抑性原理」がどうとか書いている記事を見かけた。これ自体は良い記事だと思うが、一般人にとってこのような論文的文章を読むことはハードルが高い。自称リベラルはすぐ賢ぶっって難しい言葉を使いたがるが世の中の人間、能力は平等では無いので「やれば出来る筈、分かってくれる筈」という過度な期待は捨てよ。

 もう少しやさしい言葉で噛み砕いて説明してあげないと、特にお気持ち論だけで国旗損壊罪を支持するような非論理的で不勉強な人間にはことの重大性が理解できない。世の中には「俺には理解できないだろうと思ってわざと難しい言葉をつかってバカにしている」、とすら感じる人間までいるので、何が問題かを説く時は少しやさしい物言いを心がけることが必要である。

 というか正直、私も上の記事を全部ちゃんと読めと言われるとキツい。何を書いていて何を言わんとするかは理解できるのだが、文章としてさらっと読めないと素早い情報処理に特化した現代人にはストレス。なお、こういう時は論文でもそうだが結論から呼んだ方が何が言いたいのか早く理解できる。上の記事で言えば「むすび」を読むだけで良い。もしそこから興味が湧けば各章を読む。

 それにしても社会はますます暗く、暮らしはますます辛く、まだ10代の少年が金のために強盗殺人事件を起こしてしまうような世の中で自民党の皆さんは国旗損壊罪にお熱だが、あれほど感情論的でバカバカしい法案も無い。「国家の尊厳を守る」と言うのであれば今すぐに政治の在り方そのものを正すべきだ。韓国発祥カルトの手先や裏金議員がふんぞり返り、85歳のジジイがいつまでも政治家でござると幅を利かせ、現役世代・国民の感覚からかけ離れた政治をし、あげく平気で検閲を言い始める。この現状こそ「日本として恥ずかしい」。

 日本の国家としての尊厳をもっとも損ねているのは政治家(特に自民党)である。国旗損壊罪よりも「国民の信頼に対する背信の罪」を立法せよ

余談:投資について思うこと

 最近、ChatGPTやGeminiに投資の相談をしている。分からないことを聞いても「え、そんなことも知らないで投資やってるの?」、なんて言わずに丁寧に教えてくれるので助かるし、AIは自分自身の損得関係無い位置から堅実な投資アドバイスをしてくれるので助かっている。たとえば「アメリカが金利を上げづらくもあり下げづらくもある理由は何ですか」とか、「直近のこの銘柄の値動きはどう説明できますか」等。

 それはそれとして国(≒自民党)が格差拡大の使命を放棄し、格差の是正を国民自ら投資で儲けることで行わせようとして(実際はそんなこと無理なのに)、今や猫も杓子も投資投資うるさい状態になっている。

 この中で何もかも存分に楽しめる20代の若者が、将来への不安から遊ぶ金まで投資だNISAだ積立だと株に突っ込んで「NISA貧乏」なる言葉まで生まれている現状、彼らにとって非常に勿体ないのでは。20代で遊ばずにいつ遊ぶのか。それでも金になればまだ良いが、下手し、「金も無いし遊び方も知らない中年」が出来上がるのでは・・・。

 私は世代的に「株式投資なんか中年の金持ちがやるもの」という認識(それでも縁あって投資を始めた)が、本当はそれくらいの方が健全なのではと思わざるを得ない。誰もが株式投資で勝つなんて不可能だし、元手が多い人間(=実家が裕福な人間)が有利に決まっている。投資で所得倍増なんて下らない。この重税国家では貧乏人にはそもそも投資の元手が無い。

 あとXで「これが伸びる」と買い煽りされてる銘柄は基本的に買わない方が良い。特にいつのか分からんチャートを乗せてる奴。検討するにしてもまずAIに相談する方が良い。投資スタイルや資金の配分もあわせて相談に乗ってくれる。あんまり個人情報を渡すのは良くないので注意が必要だが、証券マンよりは信用できる。

 

*1:げっぷのこと