日本維新の会の代表、共同代表2人ともが、Xで野党の審議拒否を厳しく批判している。


よくもまあここまで
二人とも似たような文面で夏のボーナスにも触れながら野党を批判しており、「議員報酬にボーナスまでもらって審議を拒否するのは給料泥棒だ」と煽りたいようだが、「ボーナスが出る事実や金額」と「国会で審議される法案の是非」に直接的な関係など無い。
それとも何か?ろくでもない法律でもとりあえず通せば何百万のボーナスに値するとでも言うのか。元弁護士が多いだけあって適当に人を丸め込めそうな理屈をこねるのだけは得意だな。そういうのを世の中では詭弁というのだ。
そもそもボーナスうんぬん言うのであれば、政治家のこれまでの実績や今現在の働きを見るに国会議員全員不支給で当たり前ではないか。一体何に対するボーナスなんだ?日本円の信用を落としたことへのボーナス?日本人を貧困化させて減らしたことへのボーナス?
「議員報酬2割カットを続けているのは維新だけ」という投稿もあったがあれもからくりがあって、別に2割は国庫へ返納しているのではなく党に入れているだけである。国民年金すら法人のゴースト役員になって支払い逃れをする連中が何を偉そうなことを言っているのか。

松井一郎のこの弁も下らない。「公約を守ることの良し悪し」と「公約として掲げた法案の中身の是非」をあえて混同させる詭弁である。「選挙で勝ったら勝った政党が何でも好き勝手して良い」のであれば、国会における審議は果たして必要なのか。

なお、今年2月の衆議院選挙で日本維新の会は議席数を2議席伸ばしたに過ぎず、選挙において「圧倒的な多数からの支持を得た」訳でも無い。党利党略で与党に入れてもらっただけで何を「選挙に勝った我々が何をどうしようが絶対的に我々が正しい」などと大きな顔をしているのか。議席数で言えばあれだけ酷く負けた中道改革連合よりもまだ下ではないか。
第一、「結論がまとまらなければ自動的に比例ばかり45議席削減」などという結論ありきで与党有利なふざけた法案を提出し、数の有利で押し通そうとしている連中が一体どの口で「正々堂々と国会で議論」などと抜かすのか。ほかでもないその議論の場を自分たちに有利なルール変更で牛耳ろうとしている卑怯者が。あまりに愚劣で本当に頭に来る。
「法案に賛否があっていい。むしろ健全」などとも書いているが、賛の部分だけで否の意見などハナから聴くつもりが無い、議論するつもりもない分際でよくもここまで厳しい野党批判が出来るものだ。野党の審議拒否が「サボり」なら、自民党と日本維新の会がやろうとしていることは「独裁」や「民主主義の破壊」である。
なお、自民党も日本維新の会も野党時代に審議拒否をしている。ほかでもない日本維新の会の議員、青柳仁士氏などはむしろ以下のような発言をしている。
維新支持者さん維新の議員が過去にこんな発言をしてますが? pic.twitter.com/KxIeUNviy6
— 麒麟王 (@kirinsuzaku4) 2026年6月30日
野党の審議拒否に文句言ってる輩がいるが、民主党政権時の自民党なんて地獄だったぞ。 見ろよこれ、内容とか関係なく民主党政権に嫌がらせして無能呼ばわりするためだけに国民を巻き添えにしてやってやがるからな。 東日本大震災が起きて日本中が大惨事だった時期もずっとやってる。まさに売国奴集団。 pic.twitter.com/dqJ7slZL99
— 桃太郎+ (@momotro018) 2026年6月29日
さらに程度が悪いと思うのは、このような「野党は金だけもらって審議拒否している。野党は税金泥棒だ」といったキャンペーンに簡単に乗せられる者が散見されること。これほど程度の低い詭弁で野党が悪いと思えるのなら、もう少し論理的に物事を考える力をつけるべきだ。
比例代表制については私はかつて良いイメージを持っていなかったが、なぜそうした制度が登場して今も運用されているのかを知れば視点が変わる。「サヨクは国会から排除しても良い、サヨクが嫌がることさえ出来れば良い」という視点だけで選挙制度の改悪を許すことは、民主主義にとって極めて不健全である。
与党が多数派であることを良いことに選挙制度を有利に変えてしまうことを指す言葉も存在する。「ゲリマンダー」と言う。決して「サヨクが政権批判のために勝手に作った造語」ではない。
そして今、まさに自民党と日本維新の会がこれをやろうとしている。比例代表ばかり45議席も削ってしまえば、今よりも自民党は選挙を有利に戦える。自民党はただでさえ先の選挙で圧勝し、国会運営も好き勝手しているのに、ここからまだ優位に立ちたい訳だ。その辺りに「まともに国会で議論などするつもりは無い」という意識が感じられる。有利な条件で選挙にさえ勝てば「私たちがやることこそ民意」と威張れると思っている。
本当にそこに民意はあるのか?衆議院選挙で堂々と掲げたのは食料品の消費税減税くらいだったではないか。それも来年の統一地方選挙にぶつけるために先送りしたのだったな。「高市総理の悲願」だったらしいが不思議なもんだ。今、報道を通じて国会から聞こえてくる政策のどこに物価高対策や経済政策があるのか。
「こんな人達」に任せておけない
今でさえ好き勝手なことをしている高市政権、自民党と日本維新の会がこの先、憲法改正や緊急事態条項まで実現してしまえば、必ずや将来にわたって日本の民主主義に禍根を残すこととなるだろう。一体どれだけ勝手なことをし始めるか分からない。このような政治の惨状とそれを許容どころか是認しかねない大衆の無知と無関心さに私は保守、右翼として怒りを禁じ得ない。
右翼、保守、愛国者を標榜するのは結構だが、それを自称する最近の輩は程度が低すぎる。サヨク、リベラルから「右ではなく”下”」と言われるのも無理はない。高市政権は新右翼として知られる一水会の公式Xですら石破総理の方がマシだったと暗に述べるレベル。
「総理在任中、一番幸せだった事は?」と聞かれたら迷いなく「私心なき天皇陛下とお話しできた経験だ」と答える、と新聞社に語っていた石破前首相は、ご渡欧の首席随員としての謙虚な姿勢で評価が高まっている。保守政治家なら当然持っているべき謹みだが、現首相にはどこまでの畏みがあるだろうか?
— 一水会 (@issuikai_jp) 2026年6月22日
国旗損壊罪のようなエセ右翼のお気持ち論しか立法根拠の無い悪法を成立させ、今上陛下やそのご息女への敬意の欠片もなく、宮内庁まで「寝耳に水」と言うレベルの勝手な皇室典範改正をし、露骨なゲリマンダーで民主主義の根幹を破壊し、高額療養費制度の改悪、OTC類似薬の自己負担増といった高齢者だけでなく現役世代を直撃させる医療制度の改悪、自衛隊の指揮系統へのアメリカ軍需企業製AIの導入といったろくでもない政策を推し進める、これだけでも一体どこが保守でどこに支持できる理由があるのか教えてくれ。まさか「サヨクが嫌がるから」だけか。
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DeNAのような資金に困っている訳でもない大企業に「スマホゲーム開発費」として経産省から15億円、自前で開発が出来る訳でもないソフトバンクにAI開発費として3800億円。これで「税金の使い方がおかしい」と批判して「まるで民主党みたいなことを言うね」と言われる意味が分からん。どう見てもおかしいだろ。
“DeNAに最大15億円支援”など、経産省がXで説明 「大企業への利益提供ではない」(ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース
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これだけのお金があれば、一体どれだけの国立博物館や文化施設を救えるのか。一体どれだけの教員に残業代を支払うことが出来るのか。一体どれだけの減税政策が出来るのか。老朽化した橋や水道も直せる箇所は1つや2つではあるまい。国が面倒見るべきところに一向に金が回らず、面倒見なくて良いようなところに金が回るのは失政以外の何ものでも無い。
それとも「ドブに捨てる金はあっても国民生活を楽に、豊かにする金は無い」ってか。そういえば高市自民党のキャッチコピーは「日本列島を豊かに」だったな。それも怪しいもんだ。そこに「日本人を豊かにすること」は含まれているのか。そういえば最近、「4月の出生数と婚姻数が前年比で改善」というニュースがあったが、それは外国人を含むデータなのだったな。
国産AI開発には価値はあると思うが、実際にそれをするならむしろ3800億円で足りるのか。ソフトバンク主導の企業などに支援というが、こうした経産省肝いりの事業で成功した事例はあるのか。そもそも国産のAIを作れるだけの科学的基礎は果たしてこの国にあるのか。
このまま多くの国民が政治に無関心で事態を放置すれば、確実に今よりろくでもないことになる。賭けても良い。
余談:LUUP利権?
防衛省が庁舎内にLUUPを導入したようだが、中華製で位置情報収集機能もあるモビリティを導入することを誰か止めなかったのだろうか。自衛隊内でスパイウェア入り中華製USBも見つかっていたが、もし戦争になるとしたら始まる前から負けている。
本日(7月1日)より、防衛省市ヶ谷庁舎に電動キックボードと電動アシスト自転車を導入しました。
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) 2026年7月1日
⁰東京ドーム約5個分の広さを有する庁舎内での移動をよりスムーズにし、業務効率の向上につなげます。
⁰今後も、職員が力を発揮できる環境づくりを進めていきます。 pic.twitter.com/xR3pBCjcba
防衛省の投稿に「東京ドーム約5個分の広さを有する庁舎内」とあるが、LUUPが日頃どこをどの時間、どのようなルートで移動しているかを収集しておけば、東京ドーム5個分の広さの中で一体どこをどう狙えば良いかがよく分かる訳だ。
というか、シンプルに自転車じゃダメなのか?そこであえてLUUPなあたりに利権の臭いがする。防衛省までもが金のために戦略情報まで間接的に売るあたり、いかにもこの国らしいていたらくだ。














