ジャニーズ事務所問題に関して珍しくまともなこと言ってるなあ、と思ってたらこれ。少子化対策のために「消費税増税から逃げてはいけない」などと抜かし始めた。やっぱり頭おかしい。
もっと上げられる所あるよね?
以前も似たような記事を書いたが、消費税は逆進課税である。ただでさえ物価高騰で庶民が苦しんでいる中、堂々と貧しい者ほど負担の大きい消費税を上げようと言い出せるあたり、本当に人間のクズという感じ。
社会保障における財源であればもっと上げられる所あるよね?、と私は言いたい。まず下の社会保険料額表を見て欲しい。
これは全国健康保険協会(協会けんぽ)の表だが、◯が等級、△が等級の範囲、□が健康保険料(総額と折半額+介護保険料の有無で4列)、☆が厚生年金保険料(総額と折半額で2列)となっている。
何かおかしくね?どうして厚生年金保険料は途中で等級が頭打ちになってるの?少し見づらいが、報酬月額が665,000を超えると厚生年金保険料はそれ以上絶対に上がらないのである。なぜここを最後まで累進的に徴収しないのか。
また、そもそもこの表で言えば報酬月額が1,355,000円を超えると健康保険料、介護保険料もそれ以上は上がらない。経団連の会長は年収1億くらいと聞いたが、月あたりに貰っているであろう額を考えるともっと払えるんじゃないですかね?社会保険料の財源が増えれば少子化財源にも回せるお金が出てくるでしょ。
消費税を上げようと言う前に、上がもっと払うべきものを払え。
そもそもの話として
主として経済的な要因が少子化の原因であると以前書いた。そしてこれまでの政府の少子化対策も、これからの少子化対策も、少子化対策のためと言いつつ若い世代を経済的に苦しめる方向でばかり話が進んでいる。おかしくは無いか。みっちり取るもの取ってクソみたいな政策にしか使われないのなら、最初から少子化対策なんかやらない方が無量大数倍マシではないか。
それがいつになったら理解できるのか。これまでの少子化対策は成果を上げていない。消費税を上げて子供が増えたことなんか無い。それでも脳死で今までの方向性を変えようとせず、あまつさえ金額を増やそうと増税までしようとする。経団連も政治家も救いようのない愚か者。あんな奴ら死んだ方がいい。
上の世代は多少の補助金だ給付金だで子供が増えると思っているようだが、今の若い世代は価値観からして違う。そのような甘っちょろい考えは微塵も通用しない。そもそも結婚という道を選ばないので、結婚して子供が出来ることを前提とした少子化対策は周回遅れ。何なら価値観としてそうした道に価値を感じていない。やるだけ無駄だと思っている節がある。そのような人間にはした金で結婚、子育てせよ、などと促してもやるだけ無駄。
余談:インボイス制度
反対の署名などがされているようだが、今さら止まらんだろうな、と諦めている。擁護あるいは導入に賛同する声すら多々あるようだし。お互いの足を引っ張り合いすることしか頭に無い、このご時世に実質的な消費増税をするとどうなるのかが理解できない愚かな日本国民は、これまでも、これからも自分達で自分達の首を締め続ける。
個人的には何が腹立つって、消費税みっちり取るために会計処理に手間ばっかり増やされること。税収は上がるだろうが事業者にどれだけ負担を強いているのか。財務省は罪謀省。