ヤマネコ目線

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ヤブ医者の少子化対策

 頭に来たので書いて発散。結局、異次元の少子化対策とは何だったのだろうと思うこの頃。異次元という言葉はたしかにインパクトがあったが、実際は大したこと無かった。現実と乖離している」と言う意味では、確かに「異次元の」という言葉は的を射ているかも知れない。

ヤブ医者的な解決策

 岸田総理の打ち出した少子化対策は結局、今までの少子化対策の延長線に過ぎない。「異次元」なのは予算の規模だけ、逆に言えば予算ありき(それも増税社会保険料の引き上げを前提とした)の政策であり、これまで効果を上げて来なかった政策をより強めただけに過ぎない。

 医療で言えば効いていない薬、むしろ病状を悪化させている可能性さえある薬を、病状が改善しないからといってより強い(副作用も強い)薬に変えるようなマネをしている。それでは事態が好転するはずがない。それでもその薬を処方する以外に頭が無いので延々と同じ過ちを繰り返す。医者で言えばヤブもいいところだ。マジで頭、ChatGPT未満じゃねえの・・・OpenAIに行って鍛え直してもらえよ・・・

こども家庭庁とかいう穀潰し

 前も書いたが、こども家庭庁とかいう壺宗教臭い余計な役所が新設された事もはっきり言って気に食わない。保育士や教員の不足、劣悪な労働環境、疲弊しているのはそうした現場であるにも関わらず、その是正は一向にしないまま何の薬にもならないような役所を新設する。

 ひょっとしたら「専門の新しい組織を作れば少子化対策には貢献する」と思っている人もいるかも知れないが、これまでの政治の延長線で働くだけの行政組織が少子化対策に貢献できる事は無い。そもそもからし少子化の原因と対策を理解していない人間にいくらやらせても無駄。根本的に政策を変えることも出来ず、同じ間違いが延々と、それも年々酷い形で繰り返されるだけ。内閣府の研究会だか何だかが「教育で壁ドンを」などと抜かす国だ。何を期待できると言うのか。

 なぜ、そうした余計な組織の創設や運営のために遣われる税金を現場に回すことが出来ないのか。新しい役所を創設すれば何かが解決するほど物事は単純ではない。本来税金を投入するべき場所に税金を投入せず、ただ官僚の雇用を増やすだけ、物事の解決に寄与しない部分にばかり税金を投入する。それで増税社会保険料引き上げだ、冗談じゃねえぞこの野郎!

www.jiji.com

(リンク切れ対策 / 記事題:少子化財源「社会保険や税で」 こども庁長官が就任会見:時事ドットコム)

 今日もこのような記事を見かけて頭が沸騰しかかった。要はこの何にもならない無駄な組織の長官が、主権者である我々国民に向かって「私たちの給料を社会保険や税金として払ってね」と言っているのだ。

 百歩譲って、少子化対策のために増税社会保険料の引き上げを受け入れるとしよう。それで少子化が止まるとは思えないが、それを仕方のないことだと受け入れるとしても、まずその前にやるべき事はこども家庭庁のような余計な役所の解体である。

 政府の税金の使い方には無駄が多過ぎる。サービスデザイン推進協議会とやらはどうなった?再々々々委託みたいな中抜きは?毎年のように過去最大の予算編成が出て来るが、それに応じて世の中が良くなっているか?まったくそんな事は無いと思うが。新しい役所を作るとすれば、せめてパソナ電通みたいな中抜き企業に頼らなくて済むような事務処理専門の組織なら分かる。