ヤマネコ目線

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今年もいない人のねんきん定期便が届いた

 書き散らし。以前にも年金定期便について書いた事があったと思うが、その経過報告みたいなもの。

manuller416.hatenablog.com

いない人の年金定期便が届く

 私の会社は悪名高き技能実習生制度を利用している会社の1つなのだが、まあその是非はともかくとして、以前から帰国した技能実習生の年金定期便が延々と届き続ける問題があった。

 実習生は日本に来て働くとなると、年金に強制的に加入させられて毎月保険料を徴収される。帰国したあとで脱退申請をすると、それまでに払ったお金の大部分が戻って来る(100%ではないしこの点も年金機構は悪質)。それはまだ良いのだが、脱退申請しているにも関わらず、日本で実習生が住所としていた場所には年金定期便がずっと送付され続ける。それも後納郵便でである。

 技能実習生は一応は帰国する事が前提であり、年金を払う意義も年金定期便を送る意味も無い。年金をもらう前提で働きには来ていないのだから。もし帰国してからまた日本に個人的な理由で移住して来たとしても、実習生として働いた会社とは無関係な場合の方が多い。それでも会社の寮宛てに、既に帰国して脱退申請も済ませた実習生の年金定期便を送り続けるのはどういった了見なのだろうか。

 日本全国、大抵の中小企業が実習生制度を利用しているとして、果たして年間、完全にムダになっている年金定期便は何通あるのだろう。ペース的には年1とはいえ、弊社の状況を見ているだけでも何年も前に辞めた実習生の年金定期便が届き続けている。技能実習生制度の歴史を考えれば、かなりの数になるのではないか。料金後納郵便なのでもちろん郵送にお金がかかっているし、ハガキを刷るのにだってお金がかかっている。その出処が社会保険料あるいは税金だと考えると看過できない。

取っている対応

 私の前任者はこの年金定期便に関して、来たらそのままゴミ箱に捨てるだけであった。しかしそれはそれでおかしいと思い年金事務所に問い合わせたところ、発送元へ送り返すように言われた。やはりこの点もおかしい。脱退申請をした時点で、年金定期便は停止されてしかるべきであろう。それでも指示に従って、帰国した実習生の年金定期便はメモを付けて送り返しているのだが(もちろん普通郵便ですコストかかります)、今年は過去に送り返したはずの帰国済み実習生の年金定期便がまた届いている。意味が分からない。

技能実習生の郵便物事情

 余談。中国人の実習生の頃は、コスメやら何やらのチラシがよく来ていたが、ベトナム人実習生になってからはあまりそういうのは来ない。それよりゆうパックで代引きやら通販の商品やらが増えた(会社に届くのでそれを本人の元へ届けるのは私の仕事の1つ......)。