ヤマネコ目線

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外国人技能実習生の郵便物

 技能実習生に関しては前に少し書いたが、それ以外にも気になることを書き忘れていた。郵便物についてである。

 実習生は日本で働く間、厚生年金保険に加入する(例外があるかは知らないが、多くはそうだろう)。そこで問題になるのが「ねんきん定期便」。ねんきん定期便とは簡単に言えば、今までいくら年金を払ったのか、将来いくら貰えそうかなどの個人情報を記したハガキで、日本年金機構から送られてくる。別に送ってくるだけなら問題ないのだが、そこで気になるのが既に帰国して数年経った人の分まで送られて来ること。

ねんきん定期便 - Wikipedia

 あまりにも前の人の分まで送られてくるので一度、そのハガキに記載の問い合わせ先に問い合わせた事がある。いわく、管轄の年金事務所に相談して下さいとのこと。その年金事務所にも電話すると、停止の作業をするのでハガキをそのまま送って下さいと言われた。その時はそのまま郵送で、停止処理をお願いする旨を書いてハガキを送ったのだが、その後も同じ帰国した実習生のねんきん定期便が届き続けているように思う。

 念の為書いておくが、帰国する際には当然、被保険者資格喪失届を出しているし、実習生本人たちには厚生年金保険の脱退一時金請求の資料(母国語で記載されたもの)を渡している。ちなみにこの脱退一時金というのは、実習生が母国へ帰ってから請求すれば、日本にいる間に払った年金が一部返還されるというもの。ただし、返還されるのは最大36ヶ月分までで税金も引かれたりする(「最大で」36ヶ月分というのもミソ)。

 調べるとねんきん定期便を停止するのは一般人でも可能なようだが、どうやら「ねんきんネットサービス」に登録しないと、そういった依頼は出来ないらしい。それもネットサービスから停止依頼をしても、年金請求が間近に迫る年齢の人にはハガキが郵送されるようになっている。どのみち本人ではないしネットサービスには登録出来ない、登録したとしても完全には止められない。どうしたものか。

 さて、ここで気になるのがねんきん定期便の郵便料。ねんきん定期便自体が作られたのは2009年である。差出人が日本年金機構とはいえ、郵便料金は掛かっていないのだろうか。その辺りがどうなっているかは調べても出てこなかったのだが、これまでに数多くの外国人実習生が来日しているはずで、その実習生のねんきん定期便が帰国者分も郵送され続けているとすると一体、どれだけの費用が掛かっているのだろうと思う。もし郵便料金がかかっているとしたら、その出処は?かかっていないにしても、郵便局には多少、負担になっているのではないだろうか。

 それ以外にも気になる郵便物があるにはあって、日本にいる間に登録したコスメブランドの豪華なカラー刷り厚紙の広告や、カタログ冊子が届くこともある。帰国者分はいちいち連絡して停めてもらっているのだが、宛先人が日本にはもういない広告物はそれなりにあると思う。

 

少し前に書いた記事

manuller416.hatenablog.com