ヤマネコ目線

大体独り言、たまに写真その他、レビュー等

【お題記事】あなたがハマったゲームは何?:Minecraft, Skyrim

Minecraft

paiza特別お題キャンペーン「私がハマったゲームたち」

paiza×はてなブログ特別お題キャンペーン「私がハマったゲームたち」「ゲームでプログラミング力を試してみよう」
by paiza

一番ハマったゲーム

www.minecraft.net

 と言えばMinecraftかなぁ・・・。中学生の頃に見かけて、そこから何だかんだ言って10年以上はやった気がする。不定期ではあるが継続的にアップデートが入り、始めた頃は無かったものがどんどん追加されていく感覚はある意味で新鮮だった。今考えても、10年以上に渡ってアップデート(それも無料)が繰り返されているゲームは他にあるだろうか。昔はトロッコブースターというグリッチがあってのぅ・・・

 Minecraftのゲーム性自体はかなり好みが分かれるとは言え、遊び手次第では可能性は無限大。実用的な家を建てるもよし、お城を作るも良し、敵モブを叩き落として遊ぶ罠を作るも良し。それもただのブロック遊びゲームと侮るなかれ、Minecraftの中にはサバイバル要素や探検要素(沈没船や遺跡など)、電気回路的なもの(レッドストーン回路)など実に様々な要素がある。ゲームマップはアルゴリズムによる自動生成で様々な気候をもつ広大な地形が自動生成されるし、コマンドブロックを使えば遊びの幅はかなり広がり、Mod文化(ゲームにプレイヤーが様々な要素を追加して遊ぶ文化)もあって遊びに対する懐の深さはかなりのもの。

 ちなみにマップはseedと呼ばれる数字によって再現性がある(同じverであれば同じseedで同じ地形の世界を作ることが可能)が、アップデートによってverが変わると同じseedでも生成される地形が変わる場合がある。これによって、まだ行った事がない場所にverが変わってから行くと地形生成のパターンが異なるがゆえに、不自然に切り取られた地形が生成されることもある。「Minecraft バージョンの壁」でggればどんなものか分かる。

 いかなるブロックも無限に使用できるモード(クリエイティブ)と、自給自足の暮らしをしながら素材を集めて様々な道具、ブロックを作りながら様々なものを作るモード(サバイバル)があり、後者はなかなかに時間泥棒。家を建てたいと思いながら必要な素材を集めているだけでも時間が溶けていく。それが大きな城でも建てようとしたものなら、ツール無しでは1ヶ月単位でどんどん時間が飛ぶこと間違いなし。

 Mod無しでは1ブロック単位がどんなものであれ製作の最小単位になるため、造形の幅は限界がある。良く言えばその制約の中であれこれ工夫するのが面白い訳だが、3Dモデリングのように本当に自分が欲しい形を自由自在に作る、ということは出来ない。私は家を建てるのが楽しくてやっていたが、ブロック単位から来る間取りや階段の制約でやりたい事をやり尽くして飽きてしまった。とはいえ10年以上やった訳なのでそりゃ飽きても仕方ないとは思う。逆に同じゲームで10年以上やっているタイトルは他に無い。

 ちなみに最初にMinecraftを作ったのはノッチことマルクス・ペルソン氏。その後、ゲームの規模が大きくなるにつれてMojangという会社が扱うようになり、Microsoftに買収されて今に至る。Java版と統合版(BE)の2種類があり、最初に製作されたのはJava版の方。BEはMicrosoftに買収されてからクロスプラットフォームのためにC++で再制作されており、今も細かい部分でJava版との仕様の差がある。Modで遊ぶならパソコンでJava版を遊ぶ方が絶対に良い。

Skyrimも長く遊べる

elderscrolls.bethesda.net

 マイクラの次に長く遊んでいるのはSkyrimかも知れない。正式名称The Elder Scrolls V: Skyrim。ゲーム好きなら一度は名前を聞いたことがあるかも知れない。ジャンルはアクションRPGで発売は2011年末と約10年以上前なのだが、私を含めまだまだ遊んでいる人間は多い。こちらはModの成せる技だが。

 ゲームとしてよく出来ているので高画質版(Special Edition、通称SE)なども作られたが、今の最新ゲームの基準からすればいろいろ物足りない感じは否めない。とはいえThe Elder Scrolls( TES)シリーズはオープンワールドゲームの先駆けとでも言うべき存在であり、広大なマップを自由に冒険しながらストーリーを進められるのはとても楽しい。クエストによってはあっち行ったりこっち行ったりで「おつかいゲー」と言う人もいるが、目的があってそこに至るまでの道中を楽しむことが冒険だと私は思う。行く先々で盗賊に襲われては皆◯しにして略奪、盗賊のキャンプを襲っては皆◯しにして略奪、墓を荒らしては略奪・・・これもうどっちが盗賊か分かんねえな・・・

 特によく出来ているのはその土地に済む人々の生活感、文化を感じさせるだけの作り込み。Skyrimはニルンという惑星のタムリエル大陸にある1地方なのだが、その中でも複数の都市が点在しており、それぞれの都市ごとに立地も違えば建物の様式まで違う。人間以外の友好的な種族もいる*1し生活に必要な小物も多く、セリフにもこだわりが見られる。「膝に矢を受けてしまってな」はたびたびネタにされるセリフ。これは町にいる衛兵のセリフで使いまわしからかどの町にいる衛兵も同じような事を言う(それも近くを通りすがるだけで言い出すし、言っている途中で建物に入るとついてきて最後まで言う)。衛兵のセリフ(うろ覚え)↓

  • 俺も昔はお前のような冒険者だったんだが、膝に矢を受けてしまってな・・・(その割には元気に見回りでうろうろしているなとは言ってはいけない)
  • 当ててやろうか?誰かにスウィートロールを盗まれたんだろう?

 それもダンジョンや建物内に置いてある本や金貨、薬の瓶といった小物はほとんど全て独立したアイテムであり、ダンジョンの中の祭壇に置いてある金貨を1枚ずつ盗むことも、◯した盗賊から手紙を奪うことも、人の家の棚にある薬の瓶を盗むことも出来る(盗みは罰金などのペナルティが当然ある)。その点、日本のゲームではあり得ないような自由度にとても驚かされたのを覚えている。日本のゲームだとそういった小物アイテムはただそこに固定されただけの空間演出の道具でしかないし、投げ飛ばしたりも出来ない、下手すればそれがある場所に近づきさえ出来ない。

 それはともかくとして、そうしたしっかりした世界観の中でプレイヤーは世界を救うための大冒険を体験できる。真面目にRPGとしてストーリーをそのまま遊ぶなら。ただこのゲーム、JapaneseRPGのようにメインストーリーを進めることを半ば強制して来たりする事がない。ストーリーを進めず延々と冒険していたって何の問題もない。自由気ままに冒険が出来るゲームでもある。ベセスダ(Skyrimの製作会社)の他のゲームにも言えることだが、ストーリー的にはやらなくて良いクエストも山ほどある。

Modによって延びるゲーム寿命

 ここまではSkyrimをバニラ(Modなしの状態のこと)で遊ぶ場合の話で、バニラでもかなり長く遊べるのだが、一通り遊び尽くしてからModに手を出すと2度楽しめるというお得さがある。むしろ私は最初からこれ目当てでSkyrimに手を出したと言っても過言ではない。思いの外ゲーム自体が面白くて楽しめたのはかなり良かったが。

 Skyrimで特に有名なのは美化Mod。その名の通り登場人物やプレイヤーキャラクターを美化するModで、元のゲームには無い髪型やタトゥーの追加、化粧や目の形、瞳の種類、体の形・体の筋肉、肌の質感や化粧、衣装、モーション、ポーズあらゆるものが追加できる。そうして作成したキャラクターに好きな衣装を着せ、好きな場所で好きなポーズを取らせてスクリーンショット撮影を楽しむことが出来る。

 「美とは何か」という今どき下手な人間に見つかると面倒くさそうな命題はさておき、男女問わずリアル寄りかつ自分好みのキャラクターを作ることが出来るようになるのは面白い(どうしても女性キャラ用のパーツや衣装Modの方が多いが)。人間の三大欲求の力は偉大である。

 なお、あまりに自分好みの理想の異性像を作ってしまい、なおかつそれを見慣れてしまうと現実の異性を異性として見られなくなる可能性があるので注意(経験談)。まあ、好みは人それぞれなので前もってどんなのか知りたければ、「Skyrim」と適当なワードでggれば参考画像はいくらでも転がっている。こんな感じのやつ↓

 

*1:念のため書いておくがエルフはいない。ダークエルフならいる。ファルメルは・・・エルフの1種族の成れ果てだし