良いニュースと悪いニュースがある。まず良いニュース、Kalafinaが再集結してライブが開催される。
ファンとしてはもう、この3人が集結して歌うことは叶わないのではと思っていたので気絶しそうなほど嬉しい。ニュースを見たとき泣きそうになった。もはや生ける伝説。どのくらい衝撃的かと言えばマイケル・ジャクソンが生き返って「来年1月にライブやるからヨロシク」と言い出すレベル。ファンなら行かずしてどうする。
Xのトレンドの勢いを見ても、どれだけ復活が望まれたユニットか分かる。そして悪いニュース、
Kalafinaさんについて pic.twitter.com/mzTKuhIR0j
— 梶浦由記 Yuki Kajiura (@Fion0806) 2024年10月3日
梶浦由記先生*1が一切関与していない。これはかなり不義理では?どれくらい不義理かと言うとジョージ・ルーカスに無断でSTAR WARS新旧3部作の続編を作るくらい不義理。
ファンとしてはもの凄く複雑なものがある。確かにルーカス無しでもSTAR WARSの世界観は完成してるから続編は作れるよ?作れるけどもルーカスあるいはルーカスフィルムの関与しないSTAR WARSって、STAR WARSって言って良いの?外伝的作品として別の名前を付けるべきでは。
かと思えばメンバーの1人、Hikaruさんのコメントでは
とある。何が何だか分からない。梶浦先生に話は通してないけど梶浦先生の曲は歌えるってコト...?
メンバーが同じとはいえ梶浦先生が関わらないのならもう、ユニット名からして変えるべきではと思う。元から解散の経緯が酷いというか、ファンとしてもこういう裏側のゴタゴタは見ていて辛い。
と言う訳で
「死んだはずの愛する人が甦ったと思ったら違う性格になっていた」みたいな複雑な気持ちだが、Kalafinaのメンバーは3人ともソロで十二分に活躍できるレベルなので、復活自体はとても嬉しい。そんな3人が高音・中音・低音を分けてコーラスで歌うのだから、そのパワーが凄まじい。まさしく「神の歌声」。今後どのような展開があるのか怖いがライブには行きたい。行く。魂を売ってでも行く。
Kalafinaの曲で人に勧めたいのは
- to the beginning
- oblivious
- magia
- storia
あたり。「to the beginning」はTVアニメFate/Zeroの第2期OPで、ufotableの美しい映像に乗せて始まるイントロは忘れられない。「oblivious」はKalafina結成のきっかけと言って良い「空*2の境界」の主題歌の1つ。
「magia」はTVアニメ魔法少女まどか☆マギカのED。ロックとオーケストラを3人の歌唱で魔術的に融合したような梶浦サウンドが魅力で、Kalafinaを語る上では良く出てくる。「storia」はNHK歴史秘話ヒストリアED・主題歌で、Kalafinaをここから知ったという人も多いだろう。
個人的には 「adore」 や 「音楽」、「consolation」 も好き。NHKではみんなのうたで「moonfesta」が流れたこともあった。「満天」も良い。Fate/Zeroでの「満天」の入り方は反則。
ちなみに
Kalafinaが主題歌を歌うアニメはバンバン人が死ぬので、誰が呼んだか「闇のPerfume」なる二つ名ネタがある。曲の作風がそういう作品にあっていると言うか、Fate/Zeroとmagiaに関しては完全に虚淵玄のせい。知名度的に若干 Perfume > Kalafina だからかPerfumeは「光のKalafina」とは呼ばれない。Kalafinaもダークな曲ばかりでは無いし。heavenly blueとか光の旋律とか。
そも死人が出ない創作作品の方が珍しいので若干、風評被害感もある。奇しくもPerfumeがブレイクした2008年頃にKalafinaも活動を開始しており、女性ボーカル3人組のユニットとしては比べられるのも無理はない。作風というか曲調全然違うけど。あとKalafinaはダンスしない。
ユニットとしての結成経緯も全く異なり、Kalafinaは劇場版アニメ「空の境界」の主題歌プロジェクトのために結成された。一方でPerfumeは広島のローカルアイドルという起源を持つ。グループ名も最初は「ぱふゅ~む」と平仮名表記だった。
Kalafinaは箱推し*3だが先のFate 20thコンサートの映像を見るとKEIKOさん、すらっとした美人で身振りにキレがあり、とても歌姫然としていて良いなと思う。カッコいい。公式では身長155cmらしいがなぜか長身に見える。逆鯖読んでない・・・?そういえばAdoさんは身長157cmらしい。長身だと歌唱には不利という話もあるし案外、歌姫はそのくらいの身長が多いのかも。なお、美空ひばりも身長155cm辺りとされている。