ヤマネコ目線

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死体撃ちはどう足掻いても肯定できない

 書き散らし。主にFPS(一人称シューティング)ゲームでの話。Twitterで「死体撃ち」(主にオンラインゲームで倒した相手プレイヤーの死体をさらに銃などで撃つ行為)に関するトレンドがあったので書く。対戦ゲームで頭に血が上るとどうしてもそういった行為をするプレイヤーは出て来てしまうものではあるが、それを妙に擁護あるいは自己弁護しようとする人間は見苦しい。相手プレイヤーの気分を害する行為であり、マナーに反する事なのは間違いない。

 ちなみに死体撃ち以外にも「屈伸(Tea Bagging)」という煽りがある。これは元は「倒した相手の死体の上で屈伸し、男の股間にあるティーバッグ状のモノを押し付ける」という煽りだが、最近では直接的でなくともキルカメラ(自分を倒した相手の動きが少しだけ映る状態)で屈伸する行為も含まれる。

死体撃ちはどう足掻いても「悪」

 何はともあれ死体撃ちはどう足掻いても悪である。その理由は

  • 相手プレイヤーの気分を害すること
  • ゲームの勝敗に全く関係無いこと
  • それどころか下手すればチーム全体に不利益たりえること

 まず「相手プレイヤーの気分を害する」のは言わずもがな、FPSであれば銃で撃ち殺された上でさらに自分の死体に向かって銃を撃たれる訳で、当然、良い気持ちはしない。やる側はそれを分かった上でやる訳で、そこに弁明の余地は無い。あんまりにも酷いプレイヤー(プログラムを用いて不正をする者、戦局に何ら寄与せず延々遠くから狙撃している通称”芋砂”など)はそういった事をされてもある種仕方ないが、それで本人が改心したりプレイスタイルを変えたりする訳でも無いので結局ムダ。単純に嫌がらせでしかないし、そういった行為を擁護するのはイジメを擁護するに等しい。

 次に「ゲームの勝敗に関係ない」こと。これも明らか。既に倒した敵の死体を撃っても何らメリットは無い。床に転がった死体を撃つためには視線を下に向けざるを得ず、死体撃ちをしている間は周囲への警戒が薄まって大きな隙を生む。死体を撃つにも弾は消費する訳で、残弾がムダに少なくなる事もデメリットの1つ。周囲に敵がまだいる状況でそういった行為をすれば自分自身が殺される可能性を高める事になる。

 「チーム全体への不利益になり得る」のはその関係。自分が死体撃ちをしていて殺されれば、ゲーム的に無意味な嫌がらせ行為をして死亡しチームに多少なりとも損害を与えることになる訳で、勝敗にこだわるならばこれほど無意味かつ迷惑な事はない。個人プレーで済むゲーム(モード)ならこの点は心配ないが、むしろそれで目をつけられて狙われてもそれは自己責任。

正直言えば

 私自身、死体撃ちをした事がある。どうしても頭に血が上るとそういった事をしてしまう事がある。しかしそれは良くない事であって、そこで自己弁護をするのは最高にダサい。「どうしても感情を抑えきれず良くないと分かっていながらもやってしまいました、ごめんなさい」としか言えない。先に述べた「床に転がる死体を撃ってて視界が狭まっている時に別の敵が来て応戦が遅れ死亡」は体験談である。

 FPSの種類にもよるが、どうしても自分が有利な状況で戦うためにウザい行為に走る連中がいるので、そこでイライラしてしまう気持ちも良く分かるのだが・・・。グリッチと言ってゲームのバグを利用し不正な行為を働く奴、ハードウェア的にチート(不正プログラム)を仕込んで明らかにおかしい動きをする中国人プレイヤー、旗取り合戦で旗の奪い合いには全く関与せず延々と遠くから狙ってくる狙撃手などなど。

 しかしそれらは死体撃ちで解決する訳でも何でもないので、出来るなら無視するに限る。

 ルールとマナーを守って楽しく殺し合いしよう!!