ヤマネコ目線

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反撃能力は必要

 反撃能力保有の是非を巡って与野党で討論があった。自民党、茂木氏が「必要」とする一方、立憲民主党の西村幹事長は「保有、行使すれば、敵国からさらに大きな反撃を受ける可能性が極めて高い。現実的ではない」と反論している。

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意味不明なことを抜かすな

 まず西村氏の意見に反論したい。「(反撃能力を)保有・行使すれば敵国からさらに大きな反撃を受ける可能性が高い」、これ、「さらに大きな反撃」の前の「敵国からの一方的な攻撃」は許容する前提な訳か。はぁ・・・。立憲民主党はこれだから政権取れないんだよという典型的なサヨク的意見。これで今回の選挙も自民党は安泰です!ありがとう立憲民主党F_ck!

 「反撃しない」というのは言い換えれば「一方的に殺されるがまま」が良いと言う訳だが、それが良いのだろうか。「人を殺すくらいなら自分が殺された方がマシ」?「弱小日本は大人しく殴られろ」?私にはそう聞こえる。立憲民主党は国民の命も財産も守る気がない。そんな政党が政権を取れる訳がない。とっとと解散して共産主義的な人間は日本共産党へ、それ以外でまともな志のある人間は国民民主党へ合流しろ。政権を取れる見込みがないのにいつまで野党第1党として居座るのか。存在そのものが迷惑なので選挙で落とすしかないな。有田ヨシフと迫真君はもちろん共産党へ行け。

 ミサイル防衛は今もあるが、後述するように現状は不利であるし、それが見えていないのであれば不勉強でしかない。中国にある弾道ミサイルの数は明らかに日本が用意する迎撃ミサイルの数より多い訳で、そんな事すら考えられないのであれば政治家辞めた方がいい。

 安全保障をないがしろにする政党はまず政権を取る事は出来ない。中国の軍事的脅威が増して来ているのは明らかであり、それを危惧する国民の方が頭の中お花畑な国民より多い。若い世代でもそれは変わりない。見ている人はしっかり見ている(そして白けている)。逆に言えば自民党は安全保障だけで持っているようなものなので、なぜそこで安全保障に関してきっちりした意見を持ち、同じ土俵へ上がろうとしないのか。一部の平和ボケに忖度し、安全保障をないがしろにする主張をしていてはまず土俵にすら上がれない。それにいつ気づくのか。

外交努力で平和を保つ、という意見に関して

 共産党社民党はしきりに外交努力外交努力と言っているが、それで万事解決するのであればロシアによるウクライナ侵攻は起きなかった。いつまで夢見事を抜かしているのだろう。ましてやこれまで様々な問題に関して中国がどのような態度を取って来たか。話など聴く気がないのは明らかな訳で、外交努力だの何だの、無責任に言いたい放題で不愉快。

ICBM迎撃のセオリー

 これまで日本はSM3(RIM-161スタンダードミサイル)やPAC3などでICBM(大陸間弾道ミサイル)迎撃網を構築して来た訳だが、MIRV(要は多弾頭化された核弾頭)や極超音速核ミサイルの登場で、ミサイルを発射されてからの迎撃はもとから精度や数的に苦しかったところを更に苦しい状況に追い込まれている。

 SM3は実験的な弾道ミサイルの迎撃に成功しているが、もちろん迎撃精度は100%ではない。多弾頭化された核弾頭が降り注いで来る中で全てを迎撃できる能力はおそらく無いだろう。信じることも大事だが実際、出来ない事を出来ないと認める事も重要である。PAC3に至ってはまずもって射程距離が短く、そもそもお守り程度の役割でしかない。一時期陸上版イージス・アショアがどうのと言っていたが、あれが使用するのはSM3で迎撃ミサイルの種類や能力に変わりはない。

 その中で反撃能力が検討されている理由は、(少なくともICBMは)発射直前・直後を叩くのがもっとも迎撃しやすいからである。ロケットが加速し切る前であれば速度はほぼ無いようなものなので、そこを叩くのが一番確実で合理的。それを「反撃能力」と呼んでいるだけで、「仮に中国がICBMを撃って来たら反撃して住宅地だろうがどこだろうが火の海にしてやる」という意味ではない。その辺り、与党野党とも言葉遊びをしているばっかりでなんともイマイチ。

 肝心のミサイルを叩く戦力としての反撃能力だが、もし保有を決定するとして可能なのだろうか、何を持つのかという点では西村氏の「現実的ではない」が刺さる。ただそのような事態になれば間違いなく中国と日本は戦争状態になる訳で、何が何でもF-35なり何なり飛ばしてでも、中国の国内を叩きに行く必要はあるだろう。そういった時、いざという時に使える戦力を保有するのは重要である。

実際にどんな反撃能力を持つべきか

 これを言われると実際ここが難しい。反撃能力の議論をする上でどのような兵器でそれを実現するかを考えた時、現時点で有効な兵器が日本にあるとは思えないし、それを開発できる能力があるのかも疑問である。

 そう考えると反撃能力を持つ是非以前な気がするが、これから少しでも開発をしていくのであればそれを止めるべきではない。少なくともレールガンを開発するよりはマシだろう。

 理想を言えば、中国の防空網に対して飽和攻撃が可能な無人ステルス戦闘爆撃機の配備が一番なのかも知れない。ただそれは本当に理想というか絵に描いた餅。物量面で日本は大国に敵わないことが先の大戦で証明されている以上、ここでもアメリカ頼みしか無いのかも知れない。

抑止力の強化

 抑止力の強化においては、米軍基地に核戦力を配備してもらえばそれで多くが解決すると私は思う。単純にそれに勝る抑止力は存在しないし、日本が核開発を行う訳ではない。米軍基地は日本国内にありながら日本の主権が及ぶ範囲ではないので、非核三原則も政治ロジック的にはかいくぐれる。非核三原則には「持ち込ませない」も含まれているが、日本政府に対して秘密裏に、という形で配備されれば問題はない。

 三菱重工はトラックに乗るサイズの原発開発を宣言していたが、それが間違ってH2Aロケットに着弾と同時にメルトダウンする状態で乗ってしまった、という事故も期待しているが、どうだろうか。

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