ヤマネコ目線

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共用自作PCが完成した

 以前から少し引っ張って来た家族共用のデスクトップPCをGW最終日にようやく組んだ。ハードは組めたがOS周りでトラブルがあったりして、稼働にこぎつけたのは5月12日あたり。以前の記事は↓

気に入っている点など

 設置場所は自室ではなくパソコン室。パソコン室のある自宅って何だよ。それはさておきMicroATXなのでサイズは多少コンパクトで威圧感が少ないのが気に入った。FractalDesignだけあってデザインもいい感じにまとまっている。

 CPU温度計付きCPUクーラー、DeepCool AK400 DIGITALは買って良かった。正直あまりCPU温度を気にしたことは無いが、このような表示があると多少は引き締まって見える。なお、数字の上下にある七色のラインはゆっくりと色が変化していく。ケースの電飾カラーとは連動しない。

 ケースファン3つはケースの制御ボタンで色が変えられる。もちろん最後に選択した色で固定。最初の画像ではファンの中に七色があるが、上の画像ではファンの上下で青と緑に分かれている。ファン全体の色がゆっくり変わって好きな色で固定できるモードもあり。

 白が一番似合う気がする。ライティング映えを言えばマザーボード等のパーツも出来るだけ白にした方が良かったかも知れない。

苦労した所など

 ケースと電源ユニットがともにFractalDesignなのだが、電源ユニットのケーブルは特に扱いやすいものでは無かった。メインPCに使用したASUS TUF Gamingシリーズのケーブルの方が8兆倍は扱いやすかった。

 特に上の画像、マザーボード用24pinケーブルが大抵の電源ユニットでの鬼門。ピンの数が多いのでケーブルが多く太くて硬い。

 ケース付属のファンにはRGBライトが内蔵されており、それが光るのは良いのだが制御用ケーブルがあるので配線がごちゃつく一因になっている。ファン1基につき電源用とライト用で2本のケーブルがあり、ケースファンは3基なのでケーブルは計6本。デイジーチェーンと言って同じ系統のケーブルは連結できるので配線自体は楽なのだが、配線の見た目は美しく無い。

 というか電源ユニットに付属のケーブルもイマイチ取り回ししづらいしキレイな配線は無理。動きゃ良いんだよ動きゃ。

 中でもケース側のボタンに差すRGB制御ケーブル(白いやつ)、差す端子が下を向いているので抜けそうで怖い。デイジーチェーンで同系統のケーブルが連なっている=重いので余計に不安。なので見てくれは悪いがマスキングテープで補強。

 一番苦労したというかイライラさせられたのはOS。officeが入っているからと古いPCからそのままWindows7をクローン、起動しようとしたのがそもそもの間違いだった。

 まずクローンしたSSDをそのまま繋いでも起動しなかった。もともとのディスクの形式はMBR*1なのでそれに合わせてクローンしたのだが読まない。古いPCで使っていたHDDをそのまま繋げて見ても起動しない。調べて見るとCSM*2がONになっていないと起動できないらしい。

 が、BIOS設定画面で見るとCSMの文字が薄い状態で表示されていて選択できない。数年前から内蔵グラフィックスの関係でグラボ*3が無ければCSMが起動できないことが当たり前らしい。

 幸い、手元にGT730というクソ雑魚グラボがあったので試しに装着してみると確かにCSMを有効にすることが出来た。その状態で起動を試みると一瞬だけWindows7?のロード画面が表示されブルースクリーンが一瞬映ってクラッシュ。なんでや!

 面倒くさくなってWindows11を購入してインストールした。今はネットに繋ぐならWindows7は危ないしな・・・。

 希望されたので光学ドライブを付けたのだが、そのせいでHDD搭載スペースの1つが潰れてしまった。今どき光学ドライブとか・・・いやでもたまにライブのBlue-rayDVDとかに使うわ。使う機会なさ過ぎるけど。フロッピーディスクドライブも付けて欲しいと言われたが外付けで対応。さすがに古過ぎる。

 それ以外で特に不便だった所は無し。強いて言えばDeepCool AK400DIGITALの配線は裏配線スペースを通せる程度の長さが欲しかった。

使用感など

 ケースは見ての通りエアフロー重視なので静音性は低い。お世辞でも良いとは言えず、マザーボードからファンの設定をいじってなお常にゴォォォと音を立てている。おそらくヘッドフォンをしてゲームをすること前提のレベル。マザーボードでファンの回転数を下げると多少マシになるが、机の上に置くから静音性を重視したい、という場合はDefineシリーズのような静音性重視のケースにするべき。エアフロー(冷却性能)と静音性はほぼトレードオフ

 「水冷なら冷却性能を維持しつつ静音じゃないか」はダウト。水冷でも水を送り出すポンプの音やラジエーターのファンの音が出る。水冷はどちらかと言えば静音性よりも冷却性能や見た目重視。

 ケース天面にUSBや電源ボタンが付いているので端子にホコリが入らないか気になる。なので簡易的にカバーを付けた。「デザインの敗北」というやつ。ブリスターパックの再利用+マスキングテープ。

 側面から覗いてみてふと気になったのがフロントパネル裏のこの部分。DVDマルチドライブの上面が見えている。ダサイ。何かしら塞ぐものが欲しくなる。普通に使っていると見えづらい部分なのが救い。

 事務用なので今のところグラボを付ける予定は無し。だったら側面がガラスパネルで無くても良かったかなとは少し思っている。将来的にどうするかは分からないが今のところ、グラボが無い分スカスカ感が気になるところ。

 core i3-13100は少し前の世代のcore i7-9700Kに匹敵する性能なので、グラボさえ付ければ軽いゲームは出来る。シングルコアでのベンチマーク性能ならむしろ上回っているので適当なグラボを付けてゲーミングPCにするのはアリ。

*1:Master Boot Record

*2:Compativility Supported Module、古いOSなどを起動するための機能

*3:グラフィックスボード