ヤマネコ目線

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レビュー+)Falloutドラマ第6話

 AmazonPrimeVideoで配信中の実写ドラマFalloutのレビュー。予習しておいた方が良い用語の解説等は後述。

総評

 冒頭でルーシーがマキシマスに対して「S◯Xしたいの?」とド直球で訊くシーンがあってなかなかキツかった。他にも「ペ◯スが弾ける」だの何だの見てるこっちが恥ずかしいと言うか、やはり恋愛要素は個人的には要らん。荒廃し切った世界では性行為が娯楽なのは理解できるし一定のリアリティはあるが。カルトチックなシーンでも男女とも肌をもろに出すシーンがある。

 その他の内容は面白い。グールの過去が徐々に明らかになる感じ、Vaultのろくでもない側面が描写され続ける感じが良い。ただしルーシー、マキシマスともに”首”を追っているにしては悠長だなと感じる面がある。

予習しておいた方が良い用語等

*ネタバレ含む可能性あり

コズワース

 グール(クーパー・ハワード)の過去のシーンで「自分の声の権利を売った」男が登場する。Mr.Handyの声の人で吹き替え声優も同じ。Fallout4に登場する主人公宅の家政婦ロボット、コズワースと同じ声。

コズワース。ゲーム内にて撮影

 自分と同じ声のロボットに毎日話しかけられたら確かにストレス溜まりそう。

ロブコ社

 名前だけちらっと登場。Fallout世界で戦前に存在したロボット製造企業で、作中に登場するロボットは大体ロブコ社製。加えてPip-boyなどのデバイスも製造している。

シュガーボム

 1日に必要な糖分を100%摂取できるという謳い文句のシリアル。アメリカ心臓協会が推奨している1日の砂糖の量は女性で25g以下、男性で36g以下なのでそれ相応の糖分が入っているとするとまさしく「砂糖爆弾」である。

www.cosmopolitan.com

 なお、↓の記事によればシリアル1食あたりに含まれる砂糖の量は多くても6g。というか朝食で1日分の糖分を摂取するな。そういう無茶をするあたりが1950年代っぽい?

gigazine.net

カルト

 Falloutの世界にはたびたびカルトの存在が描写される。日本人にとっては宗教の必要性など冠婚葬祭くらいのものだが、苦難に満ちた世界で人々が団結するためには時として宗教は役立つものとなる。強いリーダー、あるいは神という絶対的な指導者を据えて共通の目標、生活習慣をルールとして強制することで集団の保存を図ることが出来る。

 しかしそれは諸刃の剣であり、最初からあるいは何かの拍子に方向性が狂ってしまうとカルトと呼ぶにふさわしい狂気の集団と化す。個人的にFalloutのカルトと言われて思い浮かぶのはチルドレン・オブ・アトム。ドラマには今のところ未登場だが何と放射能を崇拝している。核戦争における閃光と爆発を神の啓示と捉えており、出会った相手を誰彼構わず放射能汚染効果のある武器で攻撃する迷惑この上ない奴ら。