ロザン宇治原が自身のYouTubeチャンネルでマイナカードに関し、「徴兵制に使われる不安を抱える人もいる」との趣旨の発言をし、yahoo!ニュースにも載っている。
マイナカードとの関連性に関して
徴兵制自体については後述するとして、私には"京大芸人"の中でマイナカードと徴兵制がどのように繋がっているのかが分からない。徴兵制は戸籍制度があれば出来る訳で、かつての日本もマイナカードなど無かった時代に赤紙を送っていた。マイナカードと徴兵制を特段に関連づける要素が分からない。
現代で徴兵が行われない理由
現代で徴兵が行われない理由は単に「有効ではないから」に尽きる。戦力として使える兵員を充足させるにはそれなりのコストがかかるし、そこでやる気の無い人間まで強制的に集めて使い物になるかと言われればまったくそうではない。特に現代戦では装備が高度化し、扱うにはそれなりの知能と訓練が必要になる。"常識"が古い人間は、兵士と言えば体が丈夫でさえあれば出来ると思っているかも知れないがそうではない。ある程度のことは(特に計算)は出来る知能と忍耐力がなければ務まらない。
なので、一人一人の育成にかなりのコストがかかる現代の軍隊においては徴兵制を強いて余計なコスト=やる気も兵士としての適正もない人間の訓練費用をかけるのはムダ。ならばそのコストを少しでも装備の充実や訓練にかかる費用に充てた方が良い。そういう事情があって徴兵制は行われなくなった。
絶対に徴兵制があり得ないと言い切れるのか
と言われれば正直、私は今やNOだと思う。徴兵制の非合理さを説明したばかりだが、日本は少子高齢化が止まらない。政府にそれを止める気が無い中で、自衛隊がいずれ人手不足になるであろう事が見えている。ならば必要な戦力、人員を集めるためにいつか徴兵制をと言い出す可能性は無くはない。あるいはそれに近い制度の導入か。国民を「兵役した方が得だ」という状況まで追い込めば、あるいは兵役逃れに厳しい刑罰を設ければ、従順な日本人は言うことを聞く。
そもそも日本政府はこの世界情勢・社会情勢にあってインボイス制度という実質的な消費増税をし、さらなる増税議論も始める*1ようなアタマのおかしいキ◯ガイ連中である。国民の生活など二の次三の次、マイナンバーカードの推し進め方も何かがおかしい。そんな連中が合理的か否かで物事を考えられるとは思えない。どういう世界か知らないが、日本政府を形成している連中は彼ら独自の世界観があるように私は思う。彼らは彼らに見えているあまりに実情と乖離した世界観でしか物事を考えられていない。ここ数十年ずっとズレにズレ続けている。でないと「教育で『壁ドン』を」だの、「クーポン支給で『産み控え』解消を」だの出て来ないだろう。控えめに言って「アタマおかしい」。我々国民がそうしたズレた連中を政権から引きずり降ろし、国の舵取りを修正させる努力を怠って来たのも事実であるが。
旧統一協会(現：家庭連合)との思想的な関係も気になる。あるいは日本会議とやらか。エセ右翼界隈の妙な、かつ懐古主義的な思想にあっては「貧弱になった日本国民を徴兵制度で叩き直す」くらいに考えているかも知れない。今の政府や政治家(特に自民党)を見ていると、それがあり得てもおかしくない程度に思える。なので徴兵制度がこの先、絶対に敷かれないとは言い切れない。
余談：「国が信用できないなら出て行け」
最近の国民の声に対してNHK党党首、立花氏は「(マイナンバーカードに反対する人は)国が信用できないんだったら、この国から出て行ったらいい、くらいのことを思っています」と言ったらしいが、この考え方は民主主義国家の政治家として最悪の一言に尽きる。
この国の主権者は国民であって国、政府ではない。「国民主権」は憲法に明記されており、あくまで国民の代表者という立場である政治家が、主権者に対して「出て行ったら？」と言うことが何を意味するのか。分からないとは言わせまい。お前は日本国憲法を読み返すところからやり直せ！でなきゃお前が出て行け！、と私は思う。
国が信用できなくなって来たならば、我々国民がそれを形成する政府を叩き直す。政権与党を引きずり降ろして別の方向性で修正する。それが”民主主義”であって、出て行くべきは国民の意を汲まず、国を良くする気も能力も無い愚かな政治家たちだけだ。一体何様のつもりか知らないが、政権を取る前からそれでは程度が知れる。もとよりNHK党など程度の知れた連中だが。それより国外逃亡して一向に仕事する気がない幽霊議員を国内に呼び戻すのか、議員辞職させるかさっさと決めろ。あのしょーもない暴露ばっかしてるヤツのことだよ。あいつに投票した奴らほんと愚か。
愚かな国家は愚かな国民で出来ている
