新社会人向けの書き散らし。そういえば新入社員の頃、電話対応でNTT代理店の詐欺まがいの電話が必ず週1回は掛かって来ていたなあと、ふと思い出したので書く。需要?知らんな、そんなものは。
お断り用のダイヤルがある
NTT西日本、NTT東日本で分かれているものの、それぞれ代理店からの営業電話を断るための「勧誘停止登録ダイヤル」がある。簡単に言えばこれに電話して勧誘を止めたい番号を伝えると、NTTから代理店に「ここには電話すんな」と通達が行く。これで代理店からの電話は大抵止まる。もしそれでも掛かって来たら、「NTTさんに勧誘停止の連絡をしているのですが」と言えば相手は引き下がる。はず。よほどで無ければ。それでもしつこいようならNTTに連絡するのが一番効くだろう。
*勧誘停止登録ダイヤルはNTTの提供する全てのサービス勧誘に対して使える訳ではない。一部サービスについては止められない。それでも私が知るかぎりNTTを名乗る勧誘は1年以上来ていないので有効なのは確実。
個人のスマホ(Androidでの話)であれば、電話アプリの着信拒否設定に「電話帳登録外」があるのでそれを使えば良い。スマホの電話帳に登録されている電話番号以外からのすべての電話を着信できなくしてくれる。それ以外にも「非通知」と「公衆電話」からの着信を拒否する設定がある。iPhoneは知らん。
詐欺まがいとまで言う訳
冒頭で「詐欺まがい」と書いたがそこまで言うには理由がある。まず代理店のくせに大抵はNTT本体の支店を名乗り、「代理店ですか?」と聞いてもはぐらかすような代理店が多いこと。もし「NTTの正規支部です」みたいな言い方で重要そうな要件の営業が来たら必ずネット検索し、NTT本体と分かるダイヤルから在籍確認を行うのが確実。
もう1つは「今、電話回線の工事に回っておりまして、点検のための書類を書いて頂きたい」などと電話でアポを取り、実際は回線契約の変更書類を用意して会社に来てサインさせようとする、まさしく詐欺じみた行為をする代理店があること。電話回線の工事などとっくに終わっている地域でも平気で「工事がある」などと抜かしてアポを取ろうとする。当たり前だが書類内容の確認は重要。
怪しいか否かの判断基準
まず電話回線などの工事は事前に郵便物で通達がある筈なので、そういったものが来ていないのに工事がどうのと言うのは怪しむべき。点検も同様。少なくともうちの地域はそう。「電話の主装置の引き込みが」どうのというのも私が受け答えしていた時期においてはそういう業者の常套句。ほぼ100%詐欺業者。
電話に出た時に会社名を聞き取れないほど早口で言ったりする、相手の音声に後ろで電話しているらしき音声が乗る、電話に出たら延々と自分の営業内容を話し続ける、このどれかに当てはまった時点で怪しい。
そもそもマトモな営業の電話であれば最初に会社名と自分の名前、何を売りたくて電話しているかを伝えて来る筈なので、それに当てはまらない場合は良くない所からの電話と思うべき。
余談
電話ではなく電気の話になるが、電話で検針票などに記載されている顧客番号を聞き出そうとする悪質業者もいる。下手に情報を渡すと勝手に電気の契約を変更されたりする可能性があるので、知らない業者が電話を掛けて来てもいかなる情報も教えない、番号も金額も名前も何もかも教えないような心がけが重要。