α7IVに乗り換えというかどっちも使っているのだが、メインをα7IVに変えてから数ヶ月経ったのでその感想。厳密な比較ではなく「それって貴方の感想ですよね」レベルの話なので、読むならそのつもりでお願いします。
乗り換えてみて
今のところ画質や使い勝手の面でα7IVに7IIIと10万円分の差は感じていない。レスポンスや使い勝手、AF性能等の面では確かな差は付いているものの、元からα7IIIの完成度が高いがゆえか差を感じづらいと言うのが本音。私の場合は被写体が主にネコなのでそれもあるかも知れない。
反面、どうしても7IIIのチルト液晶より7IVのバリアングル液晶が良いとか、シャッター幕が降りる保護機能が魅力的だとか、あるいはその他の改善された機能面が魅力であれば7IVは十分に価値のあるカメラと言える。個人的に一番良かった改善点はシャッター幕によるセンサーの保護。無いよりはあった方が良い。次点でメニューの見やすさ改善。α7IVを使った後に7IIIを使うとメニューが分かりづらく感じる。グリップの握りやすさを言う人も多いが言うほどでもない。相変わらずそこまで深いグリップではないし、ボデイそのものの厚みが増したこともあって多少はまあ、という感じ。
画質面で言うと厳密に比較した事はない。ただ、PCモニターで見比べている限りそこまで劇的な違いがある訳でもない(もちろん同じレンズで撮影した写真を見ていての話)。ベンチマーク用に全く同じ条件で写真を撮ってものすごく厳密に比較すれば確かに違いはあるのだろうが、そうでないなら気になるほどではない。むしろ7IVは高画素になった分、高画素機の宿命でもある低光量下でのノイズ量が7IIIより多い気がする。画質を言い出せばむしろレンズの質も問題になるので、レンズに予算を割いた方がやはり良いだろう。
結論として
すでにα7IIIを持っている段階から、あえて7IVを買う意味はあまり無かったかも知れない。無いとも言い切れないが・・・というレベルであり、アマチュアが使うにはα7IIIで十分なのだろう。
なぜ買ったのか
本当にぶっちゃけた話、α7IVを購入したのは最新機種を使いたいという欲と、ミラーレス機特有の悩みからEマウントフルサイズ機が２つ欲しかったからに過ぎない。この「ミラーレス機特有の悩み」というのはセンサーへのホコリの付きやすさ。各社ともクリーニング機能をつけたりレンズ交換時にシャッター幕が降りるようにしたりと工夫はしているが、それでも防ぎ切れるものでなない。なのでレンズ交換がしたくなくてレンズが塩漬けになり、じゃあα7IIIをサブ機にしてメインをIVにすれば良いじゃん、という脳筋的発想で今に至る。そうして今はα7IVにFE100-400、α7IIIにFE24-105を付けて運用している。
