ヤマネコ目線

大体独り言、たまに写真その他、レビュー等

GWに見る映像作品

主にAmazonPrimeで見られるもの、あえて過去の作品メイン

 書き散らし。まだまだコロナもあるし、GWは天気悪いし、元からインドア派なのでGWは引きこもって見れていないアニメでも見ようかと思っている。今までみた作品でも書いておこうかなと。主に映画とアニメ。ネタバレ控えめで。言うてマニアでも無いので「そんな作品とっくに見たわ」という人も多そうだが。

< 映画 >

メン・イン・ブラック:インターナショナル

 人間社会の秩序を維持しつつ、地球外生命体との共存を影で支える秘密組織のメンバーを描いたSFアクション・コメディ(と言えば良いのか?)。スピンオフであり主人公はウィル・スミスではない。出来はそんなに悪くないと思うが、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ出演の本筋が良すぎたためか評価はあまり良くない。コメディ要素に振り切ってる訳でもなければカッコよさに振り切ってる訳でもないので、確かに中途半端と言えば中途半端。主人公が女性なので、訳のわからん生物に飲み込まれて粘液まみれ、みたいなシーンは撮りづらかったのだろう。

ゼロ・ダーク・サーティ

 テロ組織アルカイダの創設者であり初代リーダー、ウサマ・ビンラディン、その暗殺作戦を描いた映画。あくまで印象論だが映画の前半8割くらいはダラダラとした前置きが続く。派手なシーンを期待して見始めると退屈で死にそうになる。そういうシーンも重要かも知れないが、私としては最後の方の「よっしゃビンラディン邸襲撃すっぞ!」と言いながらヘリで出撃して以降のシーンしか見どころは無い。

 暗視ゴーグルの視界を再現した夜間襲撃シーンは、リアル寄りで満足感がある。

フューリー

 第二次世界大戦アメリカ軍の戦車兵を描いた作品。ハリウッド映画なので多少のアメリカ贔屓はあるにせよ、リアリティはある方で単純なアメリカ無双映画ではない。ドイツ軍の強さもきちんと描かれており、特にティーガーI戦車は世界で唯一駆動可能な車体が撮影のために博物館から貸し出された。

ランボー ラスト・ブラッド

 あんまりなラストなのでオススメしない。正直、人気シリーズ「ランボー」の最後を飾るには微妙過ぎる。とにかく救いがない。シリーズを通してただ単にスカッとするような映画ではないものの、これに関しては「考えさせられる」というより「後味が悪い」に尽きる。そういうのをあえて見たいという人は良いかも知れない。

コンスタンティン

 キアヌ・リーブスが悪魔祓いをする映画(雑)。カッコいい。

ジョン・ウィック

 キアヌ・リーブスが超強い殺し屋な映画。すごい。個人的に惜しいのは主人公がどんどん苦境に追い込まれる一方なところ。余談だがマトリックスをあえて見返すのも良い。

< Amazon独自系 >

ジェレミー・クラークソン農家になる

 イギリスBBCで人気だった自動車系バラエティ番組TopGearの元司会者、ジェレミー・クラークソンが農業、畜産業に挑戦する番組。やっている事は地味ではあるがそこはあくまでAmazon、エンタメとして作られているためそこまで退屈する事は無い。むしろ日本と異なる風土、ゆるやかで広大過ぎる農地を舞台とした農業、畜産業のあり方は、農家でも楽しんで見られると思う。

グランド・ツアー シリーズ

 TopGearの元司会者3人組がAmazonに移籍して製作された車系バラエティ番組。独自のノリは変わらず、テレビではないのでより過激になったまである。ただ番組予算が潤沢になったためか、かえって純粋な車番組に近づいた感じがある。BBCでやっていた様な限られた予算内でバカげた事をする、というような面白みは減ったように思う。

< アニメ >

呪術廻戦

 一応、流行り物(集英社が流行らせ「たい」)から。アニメの出来はまあまあ良かったんじゃないでしょうか。ただテーマがテーマなので鬼滅のように老若男女ウケしている訳ではないし、内容が深いかと言われればそうでもない。最近は乙骨先輩が目立っていて主人公の虎杖の影が薄く感じる。

 映画もあったが、私としてはufotable作品とどうしても比較してしまって物足りなかった。こればっかりは好みの問題もある。

メイド・イン・アビス / 深き魂の黎明(映画)

 地上に空いた大穴、アビス(深淵)を探索する物語。グロ描写と胸糞悪い表現が受け入れられるなら観てもいい。一見、子供向けの画風で内容も冒険譚っぽいので油断しがちだが蓋を開けてみたら・・・この作者、度し難い。子供向けのような画風である理由はリアル寄りの画風だとあまりにむごたらしくなるから。

 映画はアニメシリーズの後の話なので、観るなら先にアニメ第1話から見ようね。おやおや

幼女戦記

 ちゃんと戦争してる!

 タイトルがかなーりアレな異世界転生モノ。タイトルだけで敬遠した人も多いのでは。ミリオタサイコなサラリーマンが逆恨みで殺害され、転生の際に神に歯向かうような事を言ったら『神にすがりたくなるような立場(=女性孤児)』として異世界転生させられる(それも第一次世界大戦直前あたり)、しかし中身はミリオタサイコリーマンで魔法の素質もあったので軍人として生きる道を選び、という感じ。本人は平和主義者を自称しているが周囲からは戦争狂と見られ、そういうすれ違いコメディ地味た所に声優の熱演、リアル寄りな戦争描写が加わってなかなか面白い。魔法少女モノと言えば魔法少女モノだが他人にそう紹介して見せると怒られる。「萌え」ではなく「燃え」。

鋼の錬金術師 Full Metal Alchemist

 まだ観てないなら観て損はない。兄弟が錬金術で亡くなった母を蘇生させようとして失敗し、そこから旅に出てまあいろいろある作品。

 個人的に関心するのは「ここでコイツが出てくるのか!」というか、各登場人物がどこを経由してどこで出てくるかの導線配置?の巧みさ。結末が秀逸なだけでなくストーリーラインがキレイ。

 フルメタアルケミスト以外のアニメ化と映画化は微妙。実写化?そんなもの無いだろう?

鬼滅の刃 / 無限列車編 / 遊郭

 ufotableが送る人気マンガのアニメ化。ストーリーについて今さら多くは語るまい。まだ観てない人は観てもいいのでは。カメラワーク、キャラの動き、BGMなどはもちろん、ちょっとした背景なんかがキレイ過ぎてビビる。遊郭編で遊郭の建物内にある襖に描かれてる絵とか凄い。

 絵を描く立場として見ると画作りだけで軽く感動してしまうレベル。そもそも主人公の羽織(緑と黒の市松模様)、あれすらいざ描こうと思ったら破綻なく描くのは難しい。こんなん週1のアニメでやるレベルじゃねえ!絵を描かない人が観てどう感じるかは知らないが、アニメで人気が出たのも納得できる。

Fate/Zero

 AmazonPrimeだけでは見れない。dアニメストアに追加で入れば見れる。

 同じくufotable作品。「何でも願いを叶える」という聖杯をめぐり、7人の魔術師が英霊を使役して殺し合う。FateのメインストリームはFate/Stay night (第5次聖杯戦争)であり、Fate/Zeroはその前の第4次聖杯戦争を描く。約10年前のアニメながら、今でもその辺のバトルアニメに負けないレベルの高さ。特にシーズン2からが面白く、こういった作品で培われた技術があって鬼滅の刃があったんだなと思わされる。

 予備知識がかなり必要とされる面もあるので事前に下記サイトを読むか、一度観てから分からない所を読み直すとなお面白い。

Fate/Zero - アニヲタWiki(仮) - atwiki(アットウィキ)

 Fateシリーズは下記の順で視聴するのが個人的にはオススメ。FGOは正直まったくの別モノなのであれはあれで個別に楽しむべき。残念ながらセイバールートのアニメ化はかなり古く製作もufotableではないので、観るならお好みで。

Fate/Zero

Fate/Stay night  : Unlimited Blade Works

Fate/Stay night  : Heaven's Feel (映画3部作)

 私はよりによってHeaven'sFeelから入ってハマってしまった。特に第3章を映画館で観て今まで見たどんな映画より圧倒された。あの感覚がもう映画館で味わえないのが名残惜しいのと同時に、これから観る人たちが映画館で見られないことに憐れみすら感じる。そんな余計なお世話はさておき、原作はR-18同人ゲームなので少し大人向け要素はある(特にHeaven'sFeel第2章)。子供と一緒に見るのは、

やめようね。

 元が18禁同人ゲーと書くと抵抗感ある人もいそうなので補足すると、発売当時はそういうゲームでないと売れなかったという点がある。それでもストーリーの良さでヒットし、後に全年齢版が作られている。