ヤマネコ目線

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アトピー性皮膚炎は治療できる

今週のお題「大人になってから克服したもの」

 以前からちょくちょく書いているが、私は重度のアトピー体質で長年、皮膚炎に苦しめられた。克服したというよりは「治療した」だが、「こういう治療法がありますよ」というのを広めたいので改めて書いておく。

www.support-allergy.com

 余計な前置きを書いていても仕方ないので、まず使っている注射薬のサイトを貼っておく。薬の名前は「デュピクセント」。こいつを使い始めてからかなり楽になった。これ以外にも同じような注射薬はあるようだが、シェアはこれが大きい。

 私のIgEの値*1はこの薬を使う前は 41,000 IU/mL だった。正常値というか基準値は 170 IU/mL とされる。高くて 390 IU / mL。つまり高めの人の100倍以上、基準値の241倍。

 これが注射薬を打ち始めてから1,000前後に落ち着いて来たのでかなり楽になった。打ち始めてから「普通の人の体ってこんなに痒みがないものなの・・・」と驚いたくらいである。痒い部分を掻くとその直後から痒みが残り、広がり続けていた。しかし今はそれがない。高校生の頃にこの薬に出会えていたら人生が変わっていたかも知れない。

 ちなみにお値段1本約2万円です。高い。3割負担で1本2万円。でも打つ価値は十二分に感じる。打つ頻度は治療開始直後で2週間に1回、IgEの値が下がって来たら1ヶ月に1回か、2ヶ月に1回程度になる。いきなり病院に行って処方してもらえる訳ではなく、この注射自体にアレルギー反応が出ないかの検査を受けてから処方してもらえる。私の場合は最初だけ2本処方だった。

アトピー商法に騙されるな

 「ステロイド外用薬を使うのは避けたい」とか、ちゃんとした薬を怪しんで使いたがらない層は一定数いる。しかしその先に待っているのは何とか藁にもすがろうとする思いの患者を食い物にする悪徳企業である。

 そういう企業は「これを飲めばアトピーに効果ありますよ」、「この石鹸を使えばアトピーがやわらぎますよ」、などと言って決して根治に近づけないような、下手すれば悪化させるようなエセ科学商品を売りつけようとしてくる。それで死者が出た例まであるのだから恐ろしい。

 私も家庭的な問題から適切な治療を受けさせてもらえるのがかなり遅れた。その時の苦しみは決して忘れない。親を大いに恨んだ。今でこそ許す気持ちも持てるようになったが、あのまま放置されていたらどこかで自死していたかも知れない。

 なのでアトピーの子供を持つ方には特に、きちんとした医療を子供に受けさせてあげて欲しい。それが親としての責任であり子供のため。やることをやっていれば子供に恨まれることは無い。

民間療法は効かない

 うちの家はなぜか私を皮膚科に連れて行かず、家であれこれ実験してくれた。乾布摩擦をしてみろなどと意味不明なことも言われた。よく言われるのは「白砂糖を控えてみると良い」とかそういうの。全部効果無し。根本的に免疫が暴走しているのを抑えられるものではない。

 ただし日常的に気をつけて出来ることはある。保湿をする、熱い風呂やシャワーを避けるは有効。皮膚炎は皮膚のバリアが壊れがちで乾燥する。保湿しないと痒みが増す。熱いシャワーや風呂は皮脂が流れ出やすく乾燥肌の原因になる。

*1:免疫グロブリン、アレルギー反応の起きやすさみたいな