前回記事について書き忘れたこと等があったので追記
この企画自体がキモいのは変わり無いが、シングルマザーがシングルマザーとなった原因については思慮が浅かった。ただ単に男に逃げられたというパターンだけでなく、病死や事故死などで夫が亡くなった場合など当人に非が無いパターンはある。何であれ当人たちが進んでする分には、シングルマザーが再婚しようということ自体を否定する気は無い。
とはいえ
現実は厳しく、厚生労働省の人口動態統計では再婚率は過去10年くらい前から20%台。バツあり無し関係なく26%などの数字なので、連れ子ありで再婚する/できる人の数はそれより少なくなる。「年収500万円以上の男性と再婚できる確率」と来るとより厳しいのではないか。
参考
そもそもの話として
人口は子どもが3人以上産まれなければ増えない。2人でも事故や病気による死亡を加味すると現状維持にすらならない。統計的に見れば再婚者の数が増えれば増えるほど子どもの数は減るのだが、その中であえてシングルマザーとの再婚を行政が支援する意味はあるのか。
前の記事でも書いたが今回のベビ婚なる企画は主催が日本青年会議所ではあるものの、こども家庭庁のベビーファースト運動の一環として行われている。おそらく見えづらいだけで税金も投入されているだろう。税金を投入するからにはそれなりの効果が見込める対策であるべきだが、政策が費用対効果を度外視した特定業界への利益誘導になってはいないか。それが非常に気になる。
一部では母子家庭への手当削減のためという見方もあるが、あるとすればそちらの性格の方が強そうだ。