ヤマネコ目線

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お題)美味しい納豆ご飯の食べ方

お題「美味しい納豆ご飯の食べ方は?」

 酢飯一択。納豆巻があるように、納豆と酢飯は合う。わざわざ巻きずしにするのは面倒くさいので、ご飯にすし酢をかけて納豆、海苔と合わせて食べれば良い。好みで薬味。あと納豆はやっぱりおかめ納豆が粘りが強い。

 酢飯以外にはご飯に塩を追加するのも良い。基本的に納豆ご飯には塩気が足らん。特に塩はあらゆる味を増幅させる作用がある(スイカに塩をかける等)ので、なんか味がボケるなと思ったら塩を足せば良い。と思う。

お題からズレるが

 本音を書くと納豆ご飯自体が私の中ではもはや過去のものになりつつある。今、熱いのは納豆パスタ。え?納豆とパスタ?と言う人は多いと思うが、これが意外なほど合う。正直、ご飯よりも合う。料理研究家リュウジ氏のレシピ動画が参考になる。これが本当に美味い。

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 作り方は動画を見てもらった方が分かりやすいとして、私はこのレシピにイノシン酸を加えるために鰹節を追加している。味の素がレシピに入っているが、納豆自体にポリグルタミン酸が含まれているため塩味さえしっかりつければ味の素は要らないかも知れない*1グルタミン酸ナトリウムの摂り過ぎは良くないともされるので、私は味の素は抜くようにしている。

 作っている時の匂いは完全に?うどんの匂いなので、純和食主義ならばうどんで作っても良いかも知れない。ただ乾麺ではない分、パスタほど麺自体に味は染みない可能性が高く、汁気が多くなってしまう。納豆パスタは醤油ベースで味がしっかり付いたパスタと納豆を混ぜて食べるのが美味しいので、やはりうどんやその類とは相性が悪い。

 なお、納豆を加熱することを蛇蝎のごとく嫌う人もいるようだが、加熱で失われるのはナットウキナーゼのような酵素くらい。納豆菌は生半可な加熱では死滅しない。納豆を食べる目的がナットウキナーゼの摂取である、という場合はオススメしないが。

余談:おかめ

 おかめ納豆で思い出したが、「おかめ」とは何者か。古くから存在する仮面であり、ふくよかな女性の顔を模している。「おたふく」と同義であり、そのほか乙御前(おとごぜ)、お福などといった呼び方もある。

 その由来は天の岩戸隠れの伝承などに登場する踊り子あるいは巫女、アメノウズメとされ、「おかめ」という呼称はその中でも新しいらしい。顔が瓶(かめ)に似ているからだそうだ。

 なお、古代ではおかめの様なふくよかな女性こそ美人だとされた、という俗説があるが、天の岩戸隠れの伝説でアメノウズメはほぼ文字通りの裸踊りで神々を笑わせたとされ、狂言における乙御前も「男に逃げられる醜女」という立ち位置であるから、「大昔の基準で言えば美人だった」かどうかは怪しいものである。

*1:味の素の成分はグルタミン酸ナトリウム