【！】動物の写真を撮る時はフラッシュ、AF補助光は切りましょう【！】
人間にとっては大した事がなくても、動物たちにはフラッシュやAF補助光はストレスです。中には体調を崩す場合もあります。絶対にやめましょう。
【！】ガラスを叩いたりするのもマナー違反です【！】
Canon EOS kiss MにレンズアダプターEF-EOS Mを介してEF-S55-250mmを装着し、撮影した写真つづき。
こっちを見てくれたイーリスくん。冬に備えて若干、モフモフ増量中？
お隣のシベリアオオヤマネコに視線を飛ばすのが基本
鳥や園内放送などがあると、たまに違う方向を見る。まだあどけなさが残る可愛さ
お隣のシベリアオオヤマネコ、ベルちゃん（おそらく）
隣の隣、ボブキャットのソラちゃん
まだ残暑が残る中でみんなダレ気味
ダレながらも隣への視線は外さないイーリスくん
岩にアゴを乗せた姿もまた可愛い
「まだまだ暑いからね～」
イーリスくんは自分が知る限り、カッコ良さと可愛いさが完璧なまでに同居する最高のイケマヌル
マヌルネコは耳が横についているので、この角度から見ると本当に丸みを帯びたフォルムに見える
人間とマヌルネコ
マヌルネコは比較的小さいネコなので、Twitterでは飼いたいという声も多数見かける。しかし彼らを飼うことは出来ない。まず彼らは免疫力が弱く、体調を崩しやすい。人間と同じような環境で飼えば病気になる可能性は高く、病気になった時の容態も悪化しやすい。事実、イーリスくんは2018年の暮れに目に違和感があり、その後、2019年4月に会った時もまだ少しその症状が尾を引いていた。彼らはとてもデリケートな生き物であり、人間と同じ環境に置くことがまず彼らを不幸にする。
そして何より、彼らマヌルネコはヤマネコである。ペットとして販売されているようなイエネコとは違い、厳しい大自然を、人の手を借りずに何万年も生き抜いてきた種であって、イエネコと同じようなペットとしての役割を求めるべきではない。懐くかどうかは非常に怪しく、よくネットで見かける飼育員さんとのじゃれあいも実は本気で威嚇している。イーリスくんも時たま自分よりずっと大きいシベリアオオヤマネコ、それも２匹いる隣の展示室へケンカを売りに行く時があり、かなり気性が荒い。
もし免疫力が強く、懐くマヌルネコが出てきたとしたら、もはやそれはマヌルネコではないだろう。人間の手によって家畜化された別の種となる。そしてマヌルネコは現在、人間による環境破壊や汚染、密猟などで数を減らし、準絶滅危惧種に指定されている。
もし本当にマヌルネコが好きなら、彼らをこの地球上に残したいと思うならば、彼らが大自然でのびのび生きられるように人類が努力することが最善の策だろう。可愛くてモフモフでペットにしたいという気持ちは分かるが、人間が手を出すべきではない。人の手が届かない所に置いておいた方が良いものもこの世界にはある。どうしてもマヌルネコに会いたいという場合は動物園に行こう。
