書き散らし。岸田総理は2022年10月17日の国会答弁でこども政策の予算倍増に関して「来年度の骨太の方針に倍増への道筋を示す」と答弁した。
わかってねえなあ・・・
こういう政策を見る度に思う。「分かってねえなあ・・・」と。”こども政策”というのは菅政権で創設されたあのムダな役所「こども家庭庁」関連の政策である。「家庭」・・・あっ(察し)。
一番有効な少子化対策は経済対策であって、今で言えば減税政策だろう。生活が苦しい人が多い、特に現役世代に余裕が無いから少子化が止まらない訳で、そこを根本的に、経済的にどうにかしなければ子供など増える訳がない。それを分かって無いのか知っててやろうとしないのか、政府はここ数十年ずっとズレた小手先だけの政策を打ち出して来た。というか経済対策はあらゆる側面で有効な策だろ・・・国内経済がろくな事になってないのに税金・社会保険料を上げて何が良くなるのか。そんなの経済学者でも何でもなくても理屈で分かる話だと思うが・・・。
上の記事ではその「こども予算」とやらのために増税、具体的には社会保険料への上乗せや企業の拠出金案が検討されているとある。現役世代は今も重い社会保険料にも苦しんでいるのに、少子化対策のために更にその負担を増やすと言うのはあまりに本末転倒ではないか。「木が弱って来たから元気な枝葉を切って肥料にしてやろう」くらいのバカげた話だ。
拠出金ならば企業側の負担だけを増やす形だが今現在、企業は「子ども・子育て拠出金」という名目で社会保険料折半分に更に上乗せした額を支払っている。結局、「足りないなら絞り取ればいい」という発想しかない。こども家庭庁だの何だの余計な役所全部潰して、小手先だけのゴミみたいな政策もやめて浮いた金で減税でもしろや！！
第一、日本人は今や子ども云々以前に結婚しない恋愛しない。それはなぜか。それだけの経済力ある男が減っているからである。少子化対策と言って結婚する前提、子どもを作る前提での支援ばかりしているのがもうズレ過ぎ。よくここまでズレた政策が取れるなと逆に感心する。そもそもの前提がおかしいのでいくら支援してもムダ。もっと根底からすくい上げるような政策が必要、それが他ならぬ経済対策。
とにかく小手先で何とかしようとする奴ら
先に述べた通り、一番の少子化対策は＝経済対策だと私は思う。それ以外は全て小手先の対策に過ぎない。終身雇用を悪者にしてみたり、専業主婦を悪者にしてみたり、生活保護を悪者にしてみたり、全部、まともな経済政策が出来ない政治家どもからの矛先反らしでしかない。
出産準備金クーポンなんかも同じで、どこの誰が「クーポンくれるの？じゃあ子ども産もう！」と考えるのか。バカもここまで来ると怒る気さえ失せてくる。まともな人間なら経済的余裕が無いのに子どもなんか作ろうとする筈無いだろ・・・なーにが”産み控え”だよ。バカげた戯言抜かすのを控えて欲しいわ。もはやここまで来ると悪意があってやってるのかな？とも思ってしまう。
自殺対策だってそうだ。ホットラインの充実なんかよりも、若者が抱いている漠然とした将来への不安を少しでも和らげる、経済的に国民を豊かにすることがもっとも有効な自殺対策になり得るのではないか。ホットラインで誰かに話を聞いてもらってそれで思いとどまるなら最初から自殺なんてしないだろう。特に子どもは漠然とした将来への不安を抱きがちだ。子どもだから世の中を見ていない分からないなんて事はなくて、大人が思っている以上に子どもは世の中の空気を感じ取っている。親を通じて、学校生活を通じて、子どもは大人が思っている以上に”空気”を読んでいる。そうした中で漠然とした不安に駆られるのはこの国が子ども目線でも衰退しつつあり、将来を悲観せざるを得ない状況にあるという事だろう。SNSの影響もあるが、それはSNSによって拡大する一方のこの社会の格差が可視化されているという話でしかない。
近年の「若者の～離れ」は全て若年層にお金が無いことで説明がつく。管理職に就きたがらない人が増えたのも、責任に見合った給与がもらえないからに尽きる。そうした現実をいつまで見て見ぬふりをするのか。どう足掻いたって金の問題なのに。「GAFA予備校」の話もあまりにバカバカしくて笑ってしまった。本当に何も分かってないんだなと。
特に、生まれた時から不景気で堅実に育った若年層はコストにかなりシビアである。まともな人間なら「なるようになる」とか気合と根性で子どもなんか絶対に作らない。その辺のぱっとしないヤツでも結婚して家庭が持てた時代とは違う。
まあ、どのみち私には関係無いことですけどね。結婚して子育てなんてもう、”金持ちの道楽”なんだから。やりたいヤツ出来るヤツだけやればいい。
