やはり、投票に行こう
私は頭が良くないながらも、一応は政治を見つめて自分なりに考えて、有権者となってからは欠かさず投票に行っている。その一方で「自分が投票行ったくらいでは何も変わらない」、「政治について考えるのが面倒くさい」、そんな考えを持った人間が大勢いて投票券を行使していない。前の記事でざっと試算しただけでもその数は約2,800万人にも上る*1。もし投票率が80%になればそれだけの違いが出る。本当に「自分が投票したって変わらない」のか？それはそう思わされているだけではないのか？それこそある種のマインドコントロールにハマっていると言えないか。
そうした人間がいる一方でこの数十年、統一教会の信者はかならず投票所へ足を運んでいた訳で、投票率が下がれば組織票が強くなるシステムがまんまと利用されている。彼らからすれば「投票に行ったって変わらない」と思う人間は増えれば増えるほど好都合。政治の中枢までカルト宗教の侵食を許した責任は、そうした組織票が強い状況を作ってきた国民にある。
もう、そろそろ本格的に政治を変えていくべき時期だと私は感じる。参政党とかいう訳のわからん、これまた統一教会と関係ありそうな政党も出てきている。維新の足立議員は統一教会を庇うようなツイートをしているし、投票するにしても今まで以上に難しい選択を迫られる訳だが、このまま自民党に政権を握らせていても良い事があるとは思えない。この先、どれだけ暗い”黄金の三年間”が待っているかを考えるとゾっとする。ひょっとしたら使途不明の予備費11兆円や官房機密費も、統一教会を通じて韓国に渡っていたりするのではないか。膨張し続けた国家予算のうちどれだけが「本当に必要だった予算」なのか。次の選挙、願わくば自民党が大敗する事を望む。
今のうちにあらゆる政治家の統一教会に関する発言をチェックしておこう。これ以上、カルトにこの国を好きにさせてたまるか。
統一教会に矛先を向けない右翼の不思議
私自身、有権者となってから安倍政権を支持して来たし、そうである以上、今さら安倍元総理が韓国発祥のカルトと深い関わりがあったと言われても認めづらい、認めたくない感情はある。「何かの悪い冗談だろう」と思いたいのは私も同じだ。ただそれはある種の「認知的不協和」と言えるだろう。人は信じたいものしか信じない、信じたくないものからつい目を反らしてしまう。
しかしだからと言って、もう自民党と統一教会との関わりは誤魔化し切れない。銃撃事件からこれまでにカルト宗教の規制に明確に言及した自民党の政治家はいただろうか。それが統一教会問題をどうするかの自民党からの正式な回答だと思う。要は「時間が経てば国民は忘れるだろうから、統一教会との関わりは今まで通り言及せずに隠してしまおう」、そういう事だろう。政治に不満があっても投票には行かない愚かな国民も多いし、そんな風に舐められるのも致し方ない。
Twitterなどで未だに自民党をある種、庇おうとする連中の思考が理解できない。それもいわゆるネトウヨ、ネット右翼と呼ばれるような人間が庇っている。それでも保守のつもりかと思う。私も度々ネトウヨ認定されるが一緒にされたくない。
統一教会は韓国のキリスト教信仰をベースに生まれたカルト団体であり、そんな団体が日本国内で信者に莫大な献金をさせ、中には売春までさせ献金させている事実をなぜ許せるのか。姿勢に一貫性が無い。所詮は「日本人」というアイデンティティ以外、何も残っていない有象無象か。私はそこで汚い連中を見逃したりはしない。そういう連中を野放しにして何が美しい国か。何が大和魂か。
一部ユーザーに信仰されている海乱鬼というユーザーは「スパイ防止法を作れば全部解決だろ」などと抜かしていたが、今それを制定しようとする自民党が統一教会とズブズブであり、統一教会を規制する気がさらさら無いのにスパイ防止法など作った所で何になると言うのだろうか。その辺りもおかしいと感じる。何だよそこで「スパイ防止法」って。関係あんのかよ。統一教会に「家庭連合」への改名を許したような、当の統一教会とズブズブな与党の下でスパイ防止法だぁ？冗談じゃねえぞこの野郎！
ひょっとすると、Dappiや海乱鬼といったユーザーの背後にも統一教会がいるのではないかとも思う。世論操作のための戦略を甘く見てはいけない。アメリカ人を対象としたターゲット広告が、トランプ大統領の当選に大きく影響したという話もあるのだから。広告によって人間の行動を操作する、といった事は今や当たり前に行われている。
7月中で政治と宗教の分離、カルト規制について明言したのは、私が知る限り鳩山由紀夫元総理しか居ないのが意外だった。私個人としては嫌いだった有田芳生氏が今度はメディアで統一教会批判で活躍している。まあ、敵の敵は味方という事もある訳で、統一教会問題に関しては彼らが正しいと私は思う。だからと言ってその二人を他の政策面でも支持しようとは思わないが。韓国で土下座したのを忘れてはいないぞ。
鳩山由紀夫氏は統一教会での合同結婚式で結婚した、という噂を真っ向から否定したはものの、統一教会のイベントに出席や祝電を送った事実は認めているので、正直彼自身も怪しい所ではある。もともと自民党の政治家であったし、彼もそこで何かしらの繋がりはあったのだろう。
ここ最近で私が一番、気に食わなかったのは自民党、細野豪志氏のこの発言。安倍元総理の銃撃事件では様々なものが悪者にされているが、ホームセンターで売るものを規制強化すべきとはこれまた。自民党のテロ対策会議と書いているので、ツイートしているのが細野豪志氏だけでそれ以外の自民党議員もこういった意見を出しているのだろう。
氏の言うことは一見合理的に思えるが、現在、ホームセンターで販売されている材料から銃を作ろうとするとかなりの知識と根気、何より強い意思が必要であり、そこまでする人間はそもそも何をどうしたって犯行に及ぶ。もし今回の銃撃事件に刃物が使われていたら、刃物を規制しようと言うのだろうか。安倍元総理に車が突っ込んでいたら、自動車を規制しようと言うのだろうか。ボウガンならゴムを規制するか？アホくさい。そもそも警備体制に穴があった事が一番の問題であろう。
私にはこの自民党の動きが、統一教会問題、カルト規制への動きから国民の目を反らそうとしているようにしか思えない。彼ら自身が統一教会とほぼ同じなので、もはや彼ら自身を規制する動きは出来ない訳だ。
