ヤマネコ目線

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うっせぇわの人は一発屋じゃねえ!

 「うっせぇわ」で一躍有名になった女性歌い手 Ado 、意外と一発屋だと思ってる人がいたりするので、改めて紹介がてら最近の動向(主にこれからの予定)などを書いてみる。個人的には「Adoさん」とさん付けして呼んでいるが以下、敬称は略す。何となくさん付けしたくなるキャラなのだが

ざっくりとした紹介

 Adoは2002年10月24日生まれの女性歌手(歌い手)。この記事を書いている時点でまだ19歳である。所属事務所はクラウドナイン。女性としては地声が低めだが高い音も出せるので音域は広い。テクニカルな歌い方とある種のトレードマークである”がなり”が特徴。

 代表曲?と言えるかもしれない「うっせぇわ」は歌っているのは確かにAdoだが作詞作曲はsyudou氏であり、歌詞自体の内容と本人の体験に特に関係があったりする訳ではない。ある種、過激な内容の歌詞でもそのままGoサインを出し、それでメジャーデビューするのは良い意味で思い切りがあるが。

 歌だけ聴くといかにもイケイケでグラサンかけて下手したらタバコ吸ってそうな印象を受けるが(言いたい放題)、Twitterや実況、メディア露出を見ると全くそんなことは無く、むしろ謙虚かつ真面目で愛嬌があり面白い人物である。そのギャップにやられたファンは多いのではないか(私もです)

 Wikipediaでは「女性歌手」とされているが本人的には「歌い手」の認識が近いだろう。現時点でライブ意外では顔出ししておらず、歌い手としてのスタンスを守っている。テレビ出演の際もリモートで声だけの出演と徹底している。

8月にさいたまスーパーアリーナでライブ

 2022年8月11日にさいたまスーパーアリーナでワンマンライブ(2回目)「カムパネルラ」が開催される。チケットは即完売。最大37,000人が入る会場でワンマンライブする人間を捕まえて「一発屋」とかマジ許されないよホント。

8月6日公開のアニメ映画「ONE PIECE FILM RED」主題歌・劇中歌を担当

 2022年8月6日に公開されるONE PIECEの劇場版、FILM REDに登場するキャラクター"UTA"の声優として歌パートをAdoが担当する。普段の声は名塚佳織氏。主題歌、劇中歌は7曲もあることが分かっている。一曲約4分として計約28分、2時間映画ならほぼ1/4の尺って凄くね?もうこれ1/4がAdoの疑似ライブじゃん。ライブとして観に行くわ。

 まず最初に公開され、現在YouTubeでMVも見られる「新時代」だが楽曲提供が中田ヤスタカPerfumeきゃりーぱみゅぱみゅの音楽プロデュースを手掛けた人物と聞いただけでもどれだけ凄いか分かる。

 同じくYouTubeで公開されMVもある「私は最強」、楽曲提供はMrs. GREEN APPLE。経歴が少々複雑かつ、残念ながら私はあまりフォローしていないグループだったので詳細はWikipediaに譲る。

 同じく(略)の「逆光」、楽曲提供はVaundy。美術系の大学に通う現役大学生アーティストであり、作詞作曲、編曲、ジャケットデザイン、グッズデザイン、MV製作までマルチに手掛ける新進気鋭のアーティスト。

 そのほか、FAKE TYPE.澤野弘之折坂悠太秦 基博(敬称略)と幅広いジャンルのアーティストから楽曲提供がされている。澤野弘之氏は「医龍」や「進撃の巨人」のBGMで有名。FILM REDの楽曲に限った話ではなくジャンル、世代に囚われずにあらゆるアーティストとどんどんぶつかって化学反応を起こしていくのは、歌い手の最大の強みであり魅力だろう。

 それはさておき、微妙なニュアンスの違いだが"Ado"ではなく"UTA"として歌っている感じが現在発表されている曲から感じられる。本人のインタビュー記事でも明言されているので意識しているのは間違いない。架空の歌姫UTAに確かな存在感を与えられる、という点ではこれ以上ないキャスティングだろう。というかむしろAdoの存在を知って尾田栄一郎先生はUTAというキャラクターが実現できると踏み、登場させたのではとさえ思う。

 8月10日にはFILM REDの主題歌・劇中歌を収録したアルバム「ウタの歌 ONE PIECE FILM RED」が発売される。ジャケットは尾田栄一郎先生描き下ろしのAdoのイラスト(Adoのイメージキャラクター”チャンド”)も入った通常版と、Adoのイメージディレクターを担当して来たORIHARAさんによるイラストの初回限定盤がある。尾田先生に全身イラスト描き下ろしされるだけでスゲー。おそらく映画の公開が終わるまでだが、Adoの公式Twitterのアイコンも尾田先生描き下ろしのイラストに設定されている。

「ウタの歌 ONE PIECE FILM RED」ジャケで尾田栄一郎がウタとAdoを描く(動画あり) - コミックナタリー

2022年12月に全国ツアー

 12月2日から神奈川、福岡、北海道、東京、愛知、大阪、東京(開催順)を回るライブツアー「蜃気楼」が予定されている。もう全国ツアーぢゃん!誰だ一発屋とか言ってるのは!

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おすすめの曲

 個人的に好きな曲を貼っておく。正直、貼り出すとなかなかキリがないので厳選で。「feat. Ado」とあるのはカバー曲というか「歌ってみた」というか、完全にオリジナル曲という訳ではなく元がボカロ曲で、それを歌っているものが多い。そういう曲を「Adoの曲」と認識して話をすると面倒くさいことになりかねないので注意(一応ね)。

 メジャーデビュー後も「歌ってみた」を投稿されているのは本当に素晴らしいと思う。活動の幅を狭めるよりは絶対に良い。何なら原曲の作詞作曲者本人がMix担当してたりする。

 「うっせぇわ」は今さら貼る必要がないレベルなので割愛するが、年末年始あたりにご本人のYouTubeチャンネルで「ピアノverを歌っている自分の動画を見て恥ずかしさからか悶絶絶叫する」恒例?ライブがある、とだけは書いておく。とても面白い切り抜きも確かあったはず。

バスケットワーム feat. Ado

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 原曲はナポリP作詞作曲、歌唱はGUMI。

 ご本人イチオシ(?)の「歌って見た」で本人いわく「この頃が一番自信に満ちあふれていた」、「ずっと推してる(だから聴けお前ら)」。投稿が2年前なので17歳の頃か。もうこの時点で”魔女に歌い方を授けられたかのような”カッコいい歌い方が出来ている。本人は「聴き返すとまだまだ」みたいなことを言ってた気がするがそれでも凄い。途中のがなりパート?は初めて聴いた時、鳥肌立った。

ラブカ feat. Ado

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 原曲は柊キライ作詞作曲、歌唱flower。

 正直、専門家でも何でもない私が語れることがない。聴け。というか私が解説できることも無い気がして来たのでとりあえずこれだけは聴けば良いのでは、という曲を貼って終わりにする。テクニック的な面での凄さはおしらさん(YouTuber、チャンネル名「しらスタ」)の解説動画を見れば分かる。

ギラギラ / 作詞作曲:てにをは

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 歌詞が割と自分には刺さる。

踊 / 作詞:DECO*27 作曲・編曲:Giga、TeddyLoid

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 Bon-Odo Remixがある。

ザネリ feat.Ado / 作詞作曲:てにをは

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 歌い方がかなり好き。

阿修羅ちゃん / 作詞作曲:Neru

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 ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の第7シリーズ主題歌。車で聴いているとたまに歌い出しの「ねぇ~!!」でびっくりする。

千本桜 feat.Ado / 作詞作曲編曲:黒うさP

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 有名な初音ミクの曲「千本桜」のAdo ver.。MVもAdo仕様になっている。

ラブ&デストロイ / 作詞作曲編曲:ナポリP

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 やはりカッコいい。こんな風に歌える声が欲しかった・・・

心という名の不可解 / 作詞作曲編曲:まふまふ

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 あの有名な歌い手のまふまふさんが作詞作曲編曲した曲。個人的には一番好きかも知れない。最後の溜めからの爆発するような最後のフレーズの歌い方が気持ちいいし痺れる

新時代 / 作詞作曲:中田ヤスタカ

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 さすがのレベルの高さ。ずっと聴いていられる。iTunesやLINEミュージックなどのランキングで相次いで1位を獲得し、「16冠」を達成した。

逆光 / 作詞作曲:Vaundy

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 とりあえずONE PIECE読むか!