ヤマネコ目線

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人間不適合者

 書き散らし。私は社会不適合者ならぬ人間不適合者を自覚している。その理由は心の底から「嬉しい」、「幸せ」と感じた事がほぼ無いから。他に書く所も無いというか、自分と似たような人は居るのだろうか、居ても言い出しづらいんだろうな、と思いながらここで書いて発散しておく。

厨二病的な意味合いではなく

 何と言うべきか、心の欠陥があることを自認したのはどこからか分からないが、何となく昔から自分がポジティブな感情を持てていない事に違和感を感じていた。とにかく心の底から沸き上がるような感情が乏しい。不平不満、憎しみ、怒り、悲しみ、感傷なんかは感じるし、誰かと一緒に遊んで楽しいという感情は一応あるものの、「嬉しい」、「幸せ」が理解できない。

 嬉しい事があると凄く嬉しそうにする人、ものすごい笑顔になる人なんかがいるが、そういう人の頭の中、感情の持ち方がどうなっているのか気になる。一体、どれだけ感受性豊かならああいう風になれるのかが分からない。

 一応、理屈として誰かがこうすれば「嬉しい」と感じるのだろうなとか、どういう状態になれば「幸せ」と感じるのだろうなとか、そういう事は頭で理解出来てはいる。ただそれがハッキリとした実体験として得られていない。体験として得られていないだけでそういった感情を感じる、あるいは自覚が無いだけで感じている可能性はあるが、あってもかなり薄いのだと思う。

恋愛も結婚も出来る気がしない

 もともと欠陥の多い人間なので、恋愛も結婚も出来ないだろうと自覚しているが、そこに輪をかけてそういった事を難しくしている、難しいと感じさせるのが幸せ、喜びへの感受性の低さ。きっと、幸せや喜びを感じる受容体か何かが壊れているのだろう。

 なので一般的には幸せとされる物事に、幸せを感じられるかが分からない。一応、町ゆくカップルなどを見ると羨ましいと思うし嫉妬も覚える。ただそれが自分にとって幸せと思えるのか、誰かと一緒に居ることに幸せを感じられるのかが分からない。結婚すれば幸せ?子供が出来たら幸せ?本当にそうだろうか。もし自分がまかり間違ってそういったライフイベントを経験出来たとしても、そこに人並みの幸せはあるのだろうか。否、きっと無いのだろう。

 まあ、それはそれで良いとしよう。美しさや楽しさ、感動は感じられるのでそれで何とかこの世界を楽しませてもらうとしよう。人間はつまらん。人として生きるのも人そのものも。マヌルネコの方がよほど素晴らしい。

 ___己を愛し、隣人を愛し、罪を許し罰を認め、健やかな命を育む。お前たちが幸福と呼ぶものでは、私に喜びを与えなかった