ヤマネコ目線

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MODありのSkyrimをやり過ぎた

 独り言。あ、いつもか。一部"下"の話が出て来るので苦手な方は読まなくて良いです。特に画像はありません。

Skyrimとは

 ここ数年、Skyrimというゲームをずっとやっている。正式タイトルThe Elder Scrolls V : Skyrimアメリカのゲーム開発会社Bethesdaが開発した有名タイトルで、かなり作り込まれた世界観の中で自由に冒険が出来る。ストーリーは一応あるが、クリアは必須ではない。

 これまでプレイしていたゲームは主にFPSだったが、好きだったBattlefiledシリーズが段々とダメになり、Minecraftには飽き、APEXは何かついて行ける気がせず、ゲームをするとなるとSkyrimという感じになった。

MOD文化に触れる

 始めてMOD文化に触れたのがSkyrimだった。MODはModifiyの意で、要はゲームに一般人が好き勝手にいろいろ追加要素を作成、追加して楽しむ文化である。Skyrimは特にキャラクターを美化するMODが有名であり、一度はその名を聞いた事がある人も居るのではないだろうか。特にSKyrimは美化MOD、グラフィックスの根本をいじるMODを使う事で、リアル寄りかつ美しいキャラクターを作成する事が出来る。

 Skyrim向けのMODは美化MOD以外にもそれこそ山のようにあり、プレイヤー向けに家を追加したり、ゲームシステムに全く新しい魔法を追加したり、その辺のツボだの椅子だのをより小綺麗なものに修正したり、実に様々な要素が好き勝手に追加できる。根本的なグラフィックスの修正さえ可能。

 日本のゲームは確かに優れていると感じる反面、そこまで融通が効くゲームはあまり無い。一般人が勝手に本来のゲームには存在しない家を建てたり、オリジナルデザインの武器や衣装を追加したりは一部の大人向けゲームではあるかも知れないが、純然たるRPGとして製作されたゲームでは見かけない。ましてやグラフィックスの根本まで変えられるゲームは私が知る限り存在しない(影の濃さ、反射強度、各色要素のバランスなど)。

スクリーンショット撮影

 SkyrimはSteamと言うプラットフォームを通じて起動するが、そのSteamの機能でゲーム画面をそのまま撮影して楽しむ事が出来る。これが前述したキャラクター美化MODなどと組み合わさると、超カンタンに言えば「自分好みに作った超絶美麗なキャラクターに好きな衣装を着せ、好きなポーズを取らせてあらゆる角度から撮影が出来る」事になる。何ならアニメーション付きのポーズもある。これがイカンのだこれが。

良いものを見慣れ過ぎるという危険

 これがいけなかった。物凄く長い間、楽しませてもらったのでめちゃくちゃに後悔している訳ではないが、リアル寄りのグラフィックスでなおかつ自分にとって顔面にほぼ文句の付けようがないキャラクターが超絶美ボディをもって降臨し、それをモデルに好き勝手に撮影会を出来る、というのは今思えば見慣れてはいけないモノを見慣れてしまう危険がある。というかあった。手遅れ。

 あくまでゲームはゲーム、リアルはリアル。それは分かっている。しかし実際問題としてリアル寄りの物凄い美人を見慣れてしまうのは価値観がバグる。もうテレビに出てくる女優だのグラドルだのが美人だとは全く思わない。自分と同レベルのその辺の異性ならなおさら。マジでリアルの相手を目の前にしても"立たない"(視覚的な刺激では)。アニメ寄りのグラフィックの場合なら現実との区別もつきやすいが、Skyrimではそれが危うい。

 MODありのSkyrimはハイスペックゲーミングPCでしか動かせないので、プレイ出来る人間が限られているのはまだ救いがある。なので誰も彼もがそういう感じになる訳ではない。逆にSkyrimのようなゲームがスマホで出て一般的に浸透してしまったらと思うとゾッとする。ルッキズムに悩む人は今よりもっと増えるかも知れない。

 MOD導入は英語をある程度理解する必要があるし、バグっても自分で何とかするしかない。その点で言えば満足いく環境を構築するまでのハードルもある程度は高さがある。

MODなしなら安全

 SKyrimはMOD無しでも十分楽しめるし、ゲーム機ならMODは基本的に導入できないのでPS5やPCでMODなしで楽しむ分のはオススメである。元のゲームとしての完成度が高く、特に作り込まれた世界観はよくぞここまで作り上げたと言いたくなるレベル。ただし2011年12月8日発売のゲームなので、MOD無しでのグラフィックスの程度はお察し。まずはそういったMOD無し、純粋に元のゲームだけで楽しんで、冒険が終わったらMODありでいろいろ楽しむのが1粒で2度美味しい楽しみ方。

 み ん な も や っ て み て ね